適正技術

熱発電チューブ

これは温泉の多い日本にとって朗報かもしれない。地熱発電や温泉発電の主要部材になり得るこの熱発電チューブで配管自体を構成すれば一石二鳥。あとは効率とコスト。<以下転載> パナソニック、熱電変換材料と金属を傾斜積層した新構造の熱発電チューブを開…

せんだいメディアテークの耐震構造美学

先日帰省した長男に聞くと、311の二日前の3月9日に「せんだいメディアテーク」で行われた「せんだいデザインリーグ 卒業設計日本一決定戦」を見に友達と仙台まで行っていたらしい。なんと。伊東豊雄氏が設計したこの「せんだいメディアテーク」という建…

移動式仮設住宅オルビス

約1か月ぶりにキャンピングカー・オルビスで温泉まで。長男が久しぶりに家に帰って来たので家族4人で出航。スープとご飯とワインを積み込んで、温泉に着くとすぐ隣接のマーケットで豚肉とフランクフルトと粗挽きウインナとキムチ。温泉のあとの豚しゃぶパ…

錫100%の曲がる食器

朝のNHK番組で「曲がる金属食器」を紹介していた。これはおもしろい。開発したのは富山県高岡市にある「能作」という従業員25人の企業。どうしてこんなにおもしろい曲がる食器がこれまで無かったのか。食器は曲がってはならない、という常識、技術的偏見…

人工クモ糸

人工的にクモの糸を作り出す技術。これはおもしろい。山形県鶴岡市の学生発ベンチャーが開発した。会社の名前は「スパイバー」。おそらく、スパイダー(蜘蛛)とファイバー(繊維)を合成した名前か。夢のスーパー繊維。まだ実用化への研究段階ですが、4〜…

廃棄エネルギーの有効利用

「モッタイナイ」という日本語に対応する言葉は他の外国語に見あたらないらしい。この日本独自のモッタイナイ発想を大切にする技術こそ適正技術だ。捨てられる廃棄エネルギーを有効活用する技術を開発するNPCEというベンチャー企業が、エスカレータの廃…

ダイムラー燃料電池車

ドイツのダイムラー社が燃料電池車の実用化に力を入れているらしい。燃料電池車は、今のところコストがネックになっているけれども、ガソリン代替エネルギー車の本命と言われている。(それまでに常温固体核融合が実用化されれば話は別ですが。)燃料電池関…

薪ストーブ

今日は朝から薪ストーブを焚く。遠赤外線のおかげで家全体がほんのり暖かい。 この薪ストーブは米国のバーモント・キャスティングという会社の製品。コンパクトだけれど性能は十分。鋳鉄製の薪ストーブの原型はベンジャミン・フランクリンが発明したらしい(…

湯たんぽの力

このところの寒さで我が家では湯たんぽが毎日大活躍。これは伝統的なトタン製湯たんぽ。なつかしい。 我が家はみんなプラスチック製を使っている。軽くて扱いやすい。 湯たんぽは、すぐれて適正技術だ。などと大げさなことを言う必要はないほど日本人の生活…

常温固体核融合

もしこれが事実であれば、すごいことです。 イタリアの常温核融合研究者であるSergio Focardi氏とAndrea Rossi氏が、2011年1月14日にボローニャ大学での常温固体核融合実験に成功したとのこと。入力の14倍の出力が得られたという実験。水素とニッケルの系…

北九州の水素タウン

北九州で水素タウンの実験が始まっている。水素エネルギーパスの実証実験。これは新日本製鐵の工場で副生する水素を有効活用する実験だ。この副生水素をパイプラインで住宅等に供給して燃料電池を作動させるという世界で初めての実験。現在普及している家庭…

三洋電機のゴパン(GOPAN)

お米でパンを作る装置。ゴパンというネーミングがなかなかいい。商標登録は勿論、しているでしょうね。三洋電機が開発・商品化したゴパンはお米の調理技術に画期的な変革をもたらした。これは三洋電機の快挙。現在品薄状態が続いているらしい。我が家も欲し…

無人偵察機

新聞報道によると日本は米国の無人偵察機の導入を検討しているらしい。 この無人偵察機は、偵察機ではなく、実際は「無人爆撃機」に違いない。これはそら恐ろしい武器であり悪魔の技術。911のWTCビルやペンタゴンに突っ込んだ飛行機にもこの技術が使わ…

バイオマスエネルギー

適正技術でアジアをつなぐAPEXからAPEX通信12月号が届いていました。 特定非営利活動法人APEXはもう20年以上前からインドネシアを中心に地域に根ざした等身大の技術の可能性を探る精力的な活動をしている。僕は特許出願のお手伝いをほんの少…

森下仁丹のカプセル化種子

森下仁丹のカプセル化種子の特許に注目。森下仁丹は1893年(明治26年)創業の100年企業。仁丹といえば思い出す。幼い頃、父親が仁丹を口に入れる様子を見ておねだりしてもらった仁丹の苦かったこと。森下仁丹が種子をカプセル化して長期保存が可能で機械…

石油生産藻類の発見

これは画期的な発見! 筑波大学の渡邉信教授、彼谷邦光特任教授の研究グループが、効率的に石油を生産する藻類を新たに発見。12/14の学会で発表されたらしい。(現在特許出願がされているらしいが、公開公報が出るのは1年半後。論文が出ていたら読んで…

大林環境技術研究所の廃棄樹皮活用技術

NHKの早朝のニュースで大林環境技術研究所の「樹皮の有効活用技術」が紹介されていた。これはいい!大林久さんという方がこの技術を研究開発された。檜や杉の樹皮は腐敗しにくく微生物による分解がされにくいため、これまでは産業廃棄物として焼却処分さ…

生きもの豊かな自然耕(岩澤信夫)

もしも今度生まれかわったら、岩澤信夫さんの弟子になって百姓になりたい、と本気で思うほどこの本はすてきです。岩澤さんの3冊目の新刊。4冊目か。岩澤信夫さんの本は、読むたびに新鮮な驚きと、希望がわいてくる。もう3回くらい読んだ。座右の書で、い…

流水式水車

小水力発電が注目されている。大規模ダムではなく、小規模の水力発電は、天候の変化に影響されず安定で日本の水土と地形に適合した自然エネルギーのホープである。流水式の水車は、落差がない川でも流れさえあれば発電することができるので優れているのでは…

エシカル・ジュエリー(ハスナの白木夏子さん)

朝のFMラジオ(J-wave)でエシカル・ジュエリー(Ethical Jewellery)の事業を立ち上げて活躍されている白木夏子さんのインタビューを聞く。聞いている時間は数十秒でしたが、すぐに凄いとピンとくる。ハスナ(HASUNA)で検索するとすぐにサイトが見つかっ…

オゾン層再生技術

苫米地氏の本に、オゾン層の破壊による紫外線の増大が人類、地球上の生命に甚大な影響を与える話があった。解決策がないともいう。事実だとすれば大変だ。しかし、2020年くらいから徐々にオゾンホールは元に戻っていくという説もある。学者によって見解…

水車(小水力発電)

風土ということばよりも水土という言葉が好きだ。水と土。日本の国土を象徴するすばらしい言葉ではないか。日本だけではない。あらゆる国土の基本は水と土。水土の国々には水車がよく似合う。太古の昔から川があれば水車があった。この本の前半は、水車によ…

住友化学の蚊帳

今の日本ではほとんど使われなくなった蚊帳。昔は、夏といえば蚊帳だった。遠い昔がなつかしい。夏になると蚊帳を吊ってもらって、蚊帳の中で過ごす真夏の夜の幼い日々の思い出。今アフリカで日本の技術が導入された蚊帳が活躍している。最近、副島隆彦氏の…

自然農に生きる人たち(新井由巳)

耕さない農業、自然農法はおそらく究極の適正技術ではないか。この本は、川口由一というすぐれた自然農法の実践家とその後継者たちの活動を紹介する写真集の趣。福岡正信氏や川口氏たちの活動がじわじわと日本中に着実に拡がり始めている(と思いたい)。実…

究極の田んぼ(岩澤信夫)

究極の田んぼ作者: 岩澤信夫出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2010/04/02メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 5人 クリック: 88回この商品を含むブログ (9件) を見る岩澤信夫さんの「究極の田んぼ」を読む。福岡正信氏を継ぐ本物だと確信した…

わら一本の革命

自然農法の基本書。福岡正信さんのこの本は有名らしい。日本国内よりも海外で翻訳され自然農法を広めた革命的本。「奇跡のリンゴ」の木村秋則さんもこの本を読んで苦節9年で自然農法によるリンゴ栽培に成功した。自然と放任の違い。自然農法は放任ではない…

砂漠緑化プロジェクト

世界中で進行している(と思っている)粘土団子seedballsによる砂漠の緑化運動は現在どのような状況なのだろうか?気になる。たとえば、アフリカの砂漠緑化の活動をしているレインメーカープロジェクトの映像をみつけた。ケニアの女性たちが粘土団子を作りな…

福岡正信さんの粘土団子

アフリカやアメリカ大陸の砂漠化が気になる。北米大陸を飛行機で飛ぶと、アメリカが既に半砂漠化した不毛の大地であることがわかる。砂漠の緑化技術について調べていると、福岡正信さんの粘土団子に行き着いた。やはり、福岡正信さんの粘土団子(Seed Balls …

Groasis

ウィスコンシン州マディソンの空港で買ったPopular Scienceの最新号におもしろい特集。2010年度の発明トップテン。 そのなかでとても興味を引く発明があった。オランダの生花業者だったPieter Hoff氏が7年かけて開発し商品化したGroasisという植物育成…

バイオマス薪ストーブ

今日あまりの寒さに薪ストーブを焚く。 ついでに食後のデザートの焼き芋。 わずかの量の薪によって家全体があたたまる。バイオマス薪ストーブの威力。遠赤外線がここちよい。