湯たんぽの力

このところの寒さで我が家では湯たんぽが毎日大活躍。

これは伝統的なトタン製湯たんぽ。なつかしい。


我が家はみんなプラスチック製を使っている。軽くて扱いやすい。


湯たんぽは、すぐれて適正技術だ。などと大げさなことを言う必要はないほど日本人の生活に密着した伝統技術であることはまちがいない。固体核融合に匹敵する適正技術だ(+_+;)\パコッ!

数年前からこの湯たんぽがブームになっている。電気は不要。お湯さえつくることができれば、やさしい持続的な暖かさで朝までお蒲団の中はポカポカ。シンプルでエコでロハスで省エネ。

湯たんぽ研究家の浜中進さん(道具学会)によると、

室町時代(14世紀)以前から出来て、家康の形見として残されていたとか。江戸時代に使われていたのは、当時高価だった真ちゅうや銅などの金属製湯たんぽ。その後、明治期に陶器で同じようなものが作られ、普及。そして大正時代に、ヨーロッパから輸入された楕円形のものを真似て造られたのが、現在の湯たんぽの原型となった。」

中越地震の際に最もよろこばれた救援物資のひとつが湯たんぽだった。