熱発電チューブ

これは温泉の多い日本にとって朗報かもしれない。地熱発電や温泉発電の主要部材になり得るこの熱発電チューブで配管自体を構成すれば一石二鳥。あとは効率とコスト。

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パナソニック、熱電変換材料と金属を傾斜積層した新構造の熱発電チューブを開
06/20 14:23吉田 勝=日経ものづくり

熱電変換チューブの構造↓

パナソニックは、熱電変換材料と金属を傾斜積層した、新しい構造の熱発電チューブを開発したと発表した(ニュースリリース)。同チューブは、熱の流れにくい熱電変換材料と熱の流れやすい金属を積層して管状にしたもの。長さ10cmの試作品では、1.3Wの発電が可能だった。
温水を流す配管自体を熱発電デバイスとでき、地熱発電や温泉熱の利用などが期待できるとしている。
 この熱電変換チューブは、ビスマステルル(Bi-Te)系の熱電変換材料と金属を、熱の流れに対して傾斜するように交互に積層している。これにより素子内部に周期的な温度分布が生じ、熱の流れと垂直な方向に電気が流れる。ただし、チューブの形状や傾斜構造によって発電特性が大きく変わることから、チューブに流す温水・冷水の温度や流量による発電特性をシミュレーションできる技術も新たに開発した。これにより、発電能力を最大化できるとしている。
<転載終わり>