技術人類学

プラグイン・ハイブリッド・プリウス

トヨタが待望のプラグイン・ハイブリッドのプリウスを発表。 最初はリース。2年後には市販。電池が現行のニッケル水素電池からリチウムイオン電池になる。いずれキャンピングカーもプラグインハイブリッドの時代が来る。おそらく5年以内くらいには。楽しみ…

木本忠昭の戦後日本技術史

科学史学会主催の科学史学校を聞きに秋葉原の明治大学サテライトキャンパスまで。数年ぶりの秋葉原はずいぶん小綺麗になって、駅前に巨大なビルが。 今日のレクチャーは、今年3月東京工業大学を定年退職した木本忠昭名誉教授。木本先生は最近「科学史技術史…

タコの道具使用

道具学会の会員の方いただいたメールの情報によると、無脊椎動物の道具使用が世界で初めて確認された、とのこと。タコの道具使用。きわめてタコみな、ではなく、たくみな道具使用だ。道具(ここではココナツの殻)を持ち運ぶところがすごい。タコが天敵から…

シュトーレン

日本ソムリエ協会公認ワインエキスパート同期合格の料理研究家・カマッチョママさんから待望のシュトーレンが届きました\(^o^)/これでクリスマスのムードが一気に高まります。カマッチョママさんは地元の明石でクッキングスタジオを主宰されており、ラジオ…

浅川巧(あさかわ たくみ)

高崎宗司氏の書かれた本2冊。 特に「朝鮮の土となった日本人」は数日かけてじっくり読む。詩人・茨木のり子さんの「ハングルへの旅」を読んでずーっと浅川巧のことが気になっていた。この本によって、浅川巧の全貌が明らかになった。名著。今から100年ほ…

高橋智隆ロボット

早朝のNHKニュースで高橋智隆さんの開発したロボットが紹介されていた。 高橋智隆さんは大学を卒業したあと企業に入るのを断念して京都大学に入りなおしてロボット工学を勉強し直した。2年かけて開発した新しい二足歩行ロボットは「ロピッド」(ROPID)…

二宮金次郎

台風一過の秋晴れの昼休み。八重洲ブックセンターまで散歩。 最近この方のことが気になる。背中に背負っているのは薪。読んでいるのは中国の古典「大学」。背負っている薪は、原価の3倍で売るビジネスモデルを考案した。実はこの方の技術論がおもしろい。今…

紙芝居

今朝のNHKにて紙芝居の話に目を瞠った。紙芝居のおじさんが街角から消えて久しい。しかし、地道に紙芝居の活動を続けている人がいる。安野侑志さんという日本における紙芝居の第一人者。ネット検索すると年収1000万円稼いでいるらしい。紙芝居を取り…

台風一過とタコ焼き

台風18号のため、昨夜遅くから暴風雨。50年前の伊勢湾台風のルートに似ているではないか。今日は二男の高校と三男の中学はいずれも休校。ぼくも休校。昼前から晴れてくる。しかし、風がものすごい。駐車場のオルビスは大丈夫だろうか。お昼に皆でたこ焼…

家猫の起源

日経サイエンス9月号におもしろい記事があった。イエネコの起源に関する論考。これまで、野生のヤマネコがペットとして人間に飼われ始めたのは古代エジプトであると考えられていた(3600年前)。しかし、猫の遺伝子研究(DNA配列の研究)によって、…

世宗大王

八重洲のブックセンターで板倉聖宣さんのハングルに関する本を発見。 「ハングルを創った国王世宗大王の生涯」仮設社(2007年8月)板倉氏は1930年生まれの科学史家。仮設実験授業でも有名。以前読んだ「白菜のなぞ」や「いたずらはかせのかがくの本…

ポジャギ(中島恵)

とても美しい本。ポジャギとは、韓国で「ものを包んだり、覆ったりする布」の総称。日本の風呂敷に似ているが、風呂敷が物を包んで運ぶ機能に特化している点でポジャギとはちょっと違う。形態についても、ポジャギにはひもがついているものが多い点でも違う…

もんじゃ焼き

浅草の仏具・神具商店街まで父の霊璽を納める祖霊舎(みたまや)を探しに、家族3人でおのぼりさん。 浅草は25年ぶり。外国からの観光客が多い。 お昼前に到着し、さっそく浅草名物のもんじゃ焼き。もんじゃ焼きは初めてなので、お店のお兄さんに作り方の…

技術の哲学(村田純一)

技術哲学の本格的な本が出た\(^o^)/ ジュンク堂で見つけたときには心のなかで小躍りしてしまった。 三枝博音の「技術の哲学」、あるいは村上陽一郎の「技術とは何か」以来の本格的な論考。 村田純一先生、ありがとうございます。 技術哲学の基本書・教科書…

道具学会シンポジウム

道具学会のシンポジウムを聞きに新宿の宝塚造形芸術大学まで。 今日のテーマは、「切る 削る」というもの。 最初、前回大阪で行われた「ハコモノ研究会」の報告ビデオを見せてもらう。ハコモノ研究会では、道具としての「箱」的なるものの技術文化を総合的に…

秩父遊覧

昨日からキャンピングカー・オルビスユーロを駆って秩父に。 今回はキャンピングカー初体験のためのテスト走行。 昨日の午後、二男の学校からの帰宅を待って家族4人で出航。 トラックの運転は初めてなので、まさに「出航」という感じ。 船が港から静かに出…

4時頃目が覚めてNHKのラジオ深夜便を聞く。今朝のインタビューは、三砂ちづるさん。今日は2回目のインタビュー。1回目は聞き逃した。三砂は「みさご」と読む。津田塾の疫学(易学ではない)の先生。外国での調査研究生活も長い。特に各民族の女性の生…

インドネシアを中心に地域に根ざした適正技術の開発を精力的に進めているNGOのAPEXがNHKの取材を受けたらしい。 本日(1/29)の夜のNHK BS1の番組で放映されるそうだ。夜10時〜11時頃の放送。 テーマは「途上国で活躍!日本の環境技…

NHKBS言葉の誕生

夜NHKBSで「言葉の誕生」を見る。 世界中の言語起源の最先端の研究をしている学者が出ていた。日本の岡ノ谷先生の鳥の歌の研究から人間の言語の起源を探る。チョムスキーも出てきた。 ところで、番組の中である学者が言っていた「ネアンデルタールが言…

道具学会研究発表フォーラム(その1)

昨日と今日は道具学会を覗きに行く。四谷三丁目の東京おもちゃ美術館にて2日間の研究発表フォーラム。おもしろい研究発表がいくつかあった。以下、備忘録メモ。 東京おもちゃ美術館は昨年の4月に開館されたとてもおもしろい博物館。廃校になった小学校の一…

奥村清行

先日の知的財産シンポジウムで聞いた奥山清行さんの著書がアマゾンから到着。 この奥山さんの『人生を決めた15分 創造の1/10000』は、シンポジウムのモデレータをつとめた遠山勉弁理士が会場で絶賛していた本だ。デザインの原画と写真がたくさんちりばめられ…

ホンダの新型オデッセイが我が家に来た。古いオデッセイはもう10万キロ近く乗り車検も迫っているので、下取りが可能なうちに買い換えることにした。新型オデッセイの登場とタイミングが合ってしまった。 外観、構造、内装、燃費、エンジン性能のほとんどす…

奥山清行

紀尾井町のホテルニューオータニまで東京都中小企業知的財産シンポジウムを聞きに行く。友人の弁理士がレクチャーとモデレーターをするので見に行く。なかなかのものでした。特に奥山清行さんの基調講演もおもしろかった。刺激的。夢中でメモをとる。奥村さ…

アジアを舞台に環境保全や住民の生活向上のための技術開発と普及を精力的に行っているNGOであるAPEXの定期セミナーに行く。場所は広尾駅の近くのJICA地球ひろば。 今日は京都大学東南アジア研究センター教授の水野広祐先生のレクチャー。水野先生…

旅する根付(高円宮妃久子)

旅する根付 高円宮妃現代根付コレクション HaveNetsuke, Will Travel/H.I.H.Princess Takamado Contemporary Netsuke Collection作者: 高円宮妃久子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/10/10メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ…

打ち合わせの後、新幹線に乗る前に、元町の近くの竹中大工道具館を見学。「削る−鉋の世界」という特別展示。 槍がんな→台鉋への変化。 西洋の押す鉋と日本の引く鉋の違い。この違いはどこから来たか。

THE LAST HUMAN

Kストリートの本屋で偶然見つける。絶滅した22種の人類へのガイド案内。イエール大学による2007年の出版。これは掘り出し物。写真が豊富で読みやすそう。 7人ほどのそれぞれの専門家による絶滅人類の解説。 現在確認されている22種の人類はすべて…

会議の最終日。 午後は会議を抜け出して事前にアポを取ってあったサンディエゴ市内の特許事務所を訪問。 ミーティングのあとバルボア公園の中にある人類博物館(San Diego Museum of Man)を見学。 ルーシーの骨を見る。おそらくレプリカか。 ルーシーは19…

スウェーデンからアポイントの返事メール。6月6日に訪問する予定のところ、なんとこの日は祝日とか。急遽予定を繰り上げる手配(汗)。最初に休日をしっかりと確認すべきだった(+_+;)\パコッ! 昼休みは昨晩のハングル教室の復習。A4折紙メモにまとめる…

古本屋に注文していた本が届く。3巻本の1巻目しか手に入らず。 ・小原秀雄+岩城正夫「人間 どう視るか −人間学入門−」(群羊社)