高橋智隆ロボット

早朝のNHKニュースで高橋智隆さんの開発したロボットが紹介されていた。


高橋智隆さんは大学を卒業したあと企業に入るのを断念して京都大学に入りなおしてロボット工学を勉強し直した。

2年かけて開発した新しい二足歩行ロボットは「ロピッド」(ROPID)。身長38cm、体重1600gの小型ロボット。

高橋智隆さんの作る二足歩行ロボットは、従来の(ホンダのアシモのような)ロボットとはひと味違う。

従来の二足歩行ロボットは、膝を曲げてまるでぎっくり腰のように歩くのに対して、高橋ロボットは、人間の様に美しく歩くのだ。

ロピッド君の歩く動画は下記の高橋さんのサイトで見ることができる。歩いたり、走ったり、起きあがったり、といった動作が本当に自然だ。人間の動きに近い。かっこいい。ジャンプ力もすごい。

http://www.robo-garage.com/top.html


特許庁のデータベースを検索すると、高橋智隆さんの二足歩行ロボットに関する現在公開されている公開特許公報は以下の7件。

特開2008-200813
特開2002-166062
特開2002-219673
特開2002-253872
特開2002-331474
特開2003-260274
特開2005-034984

高橋智隆さんのような創造的なロボットクリエーターがどんどん出てくるといいな。近い将来、鉄腕アトムのような知能ロボットが作られる日は近いか。でもその前に、自己意識の発生条件に関する哲学的問題(強いAI)が解決されなければならない。