八重洲のブックセンターで板倉聖宣さんのハングルに関する本を発見。
「ハングルを創った国王世宗大王の生涯」仮設社(2007年8月)
板倉氏は1930年生まれの科学史家。仮設実験授業でも有名。
以前読んだ「白菜のなぞ」や「いたずらはかせのかがくの本」はおもしろかった。視点が独特で、あらゆる物事に対する素朴な疑問から徹底的にテーマを研究して、それを小学生にもわかるように説明するスタイルはすごいと思う。
この本も、ハングル文字を創設したとされている世宗大王(1397〜1450年)は本当にひとりでハングル文字を創ったのだろうか、という素朴な疑問から始まっている。
この本を読むとハングル文字がますます好きになります。
ハングル文字で使われるゼロ記号の発想がどこから来たのかも解明されている。ヒントは世宗大王が数学が大好きだったこと。