アジアを舞台に環境保全や住民の生活向上のための技術開発と普及を精力的に行っているNGOであるAPEXの定期セミナーに行く。場所は広尾駅の近くのJICA地球ひろば。
 今日は京都大学東南アジア研究センター教授の水野広祐先生のレクチャー。水野先生は1953年生まれで僕と同年。印象は若くて活動的な人。
 テーマは「インドネシアにおける生存基盤持続型発展の可能性」。
 インドネシアの豊富な天然資源、太陽エネルギー、社会資本(ローカルノレッジ)を活かした地域分権的な協働をベースとする持続型社会の構想を探る。インドネシアの潜在力は計り知れないという。なにかウキウキする話ではないか。
 同じことは日本にもいえるのではないか。地域ごとの特性を活かした、大規模ではない小規模地域社会・文化をベースにした持続型産業社会。
 生存基盤持続型産業という概念は最近注目されているらしい。
 英語では、Sustainable Humanosphereというらしい。文字通り、地に足の着いた構想だ。