先日マリッペは避妊手術を受けた。ごめんね。
数週間たって抜糸のため動物病院へ行く。
マリッペはケージと病院が大嫌い。ケージのドアを噛み切ろうと必死。
病院について先生に診てもらう時も必死の抵抗。
傷口を見てもらうと、なんと、糸が無くなっている。
自分で抜糸してしまっていた(・。・)ぷっ♪
手術の糸はタンパク質でできているので生体適合性でほっておいても大丈夫とのこと。
この動物病院の先生はまだ若いけれど腕は確か。マリッペのお腹の傷口はわずか1センチ足らずでほとんど跡が無くなっている。超絶技巧。猫に負担やストレスをかけない。
この獣医さんは地域の猫問題にも積極的で、野良猫の不妊手術を格安の手術料で行っている。他の動物病院で採算が合わないと断られた野良猫たちの手術を請け負っている。ほとんどボランティアだ。「地域猫」の活動をサポートしている。
野良猫の不妊手術を定期的に行って不幸な猫たちが増えるのを防止し、野良猫たちを地域の猫として大切に見守る。これが地域猫。ドイツの「動物の家(ティアハイム)」のようなシステムが無い現状の日本社会では、これしか猫問題の解決法は無い。
日本では悲しいことに、年間30万匹の捨て犬、捨て猫たちが殺処分されている。
ペットブームの陰でこのような残酷なことが平然と行われている。
これに対して、ドイツでは捨てられた犬や猫は1匹も殺されることはない
ドイツのティアハイム(動物の家)については以前記事にしたことがある。是非ご覧ください。
●ドイツのティアハイム「動物の家」
http://d.hatena.ne.jp/gyou/20120206