マリッペもときどき「香箱座り」をするときがあります。
香箱座り（こうばこずわり）は猫特有の座法のひとつ。「箱座り」「香箱を組む」「香箱を作る」などとも呼ばれる。
ガラス越しに見るとこんな感じ。
前肢を胸の内側に折り畳んで座るこの座法は、同じネコ科動物のライオンやトラにはできないらしい。
このときの猫の形態が、香木や香料を収納する蓋付きの「香箱」のかたちに似ていることから「香箱座り」と名付けられた。
英語圏では、この「香箱座り」をパンの塊のかたちにたとえて「catloaf」と呼ぶ。
catloaf
A Catloaf is when a cat sits in the shape of a loaf of bread. More specifically, laying with all four paws tucked under the body. The cat can either be sitting alone, or in a rectangular shaped box, like a shoebox. The cat may also have one paw sticking out, known commonly as the pop-thermometer, or also known as Catloaf on a stick. The Catloaf is not to be mistaken for a monorail, which is similar, except that the cat's head would be laying down, chin on floor.
- My cat is sitting with all four paws under his body, he is Catloafing.
- My cat is sitting Catloaf style, with all four paws under his body.
江戸時代の浮世絵、歌川国芳の「山海愛度図会」（さんかいめでたいずえ）にも、香箱座りをする猫が描かれています。
森鴎外『青年』や芥川龍之介『老年』や『お富の貞操』などにも「香箱を作る」という表現があるらしい。（Wikipediaより）
ところで、香箱座りしているときの猫の気持ちは？
この猫座法は、次の動作に俊敏に移れない体勢であることから、猫はこのときとてもリラックスした気分にあるらしい。
