もし浜岡原発でメルトダウンが発生したらこうなるであろうというシミュレーション。これはとてもショッキングな図だ。
原発から70キロ圏内では全員死亡、110キロ圏内では半数が死亡、東京の西半分でも「著しい急性障害」が住民を襲う。これは事故後数十年以内に起こることではなく、事故後すぐに起こるという予想です。しかも1基だけのメルトダウンでこのような甚大な被害が予想されていた。
福島では何基メルトダウンしたのだろうか。東京はもう誰も住めない土地になっているはずだ。
上の図は、浜岡二号機がメルトダウンした場合の予想図。遠く離れた首都圏も100〜500mSvの直撃を受けると予想されている。100〜500マイクロシーベルトではなく、100〜500ミリシーベルトであることに注意。
福島原発では複数の原子炉がメルトダウン、メルトスルーしたことになっていますが、福島原発付近の住民で放射能障害で亡くなられた方はいるのでしょうか。
いったい何トンの核燃料がメルトダウンしメルトスルーしたのか。
1999年の東海村JCO臨界事故のときには、レベル4の事故であったけれど作業員2名が死亡、1名重症となり、667名の被曝者を出した。
今回は「レベル7」のものすごい事故だ。メルトダウンによってものすごい量の放射能が発生している筈だし、未だに持続的に原発建屋からものすごい量の放射性物質が発生し続けていなけばおかしい。
しかし、現実は、幸運にもそうではない。3月14日の3号機の爆発(意図的核爆発の可能性大)をピークとして、放射能発生は急速に減衰している。原発建屋の近くでは、野生化した犬や猫も散歩しているし、記念撮影している作業員もいるほど。マスコミは、これはちょっと何か変だと思わないのだろうか。(それともマスコミもグルか?)
膨大な核燃料はすべてメルトダウン→メルトスルー、さらに格納容器と建屋の底からメルトアウトして地中深くに収まった、とでも言うのだろうか。
それとも、この浜岡原発のメルトダウンシミュレーションがまったくの捏造かウソだったということなのか。
原子炉工学の専門家である小出先生(京大)はこの一連の事態をどう見ているのだろうか。みんな東電の発表に右往左往しながら思考停止状態に陥っているのか。
いまごろ低線量放射線の恐怖を煽動している場合じゃないと思うのだけれど。
専門家からの納得できる明快な説明を是非聞かせていただきたい。
なお、スリーマイル島の原発事故においてもメルトダウンが発生しており、この時もたいした被害が無かったのだから、今回の福島原発でもたいした被害が生じなかったのは当然だ、といった見解もあるかもしれません。
しかし、スリーマイル島の原発事故は偽装事故だったという説があるのです。もしこれが本当だとすると、今回の事態もすべて理解できる。
結局、福島第1原発の事故は地震津波による事故ではなく、テロ事件だったということ。
だから、検察は、一刻も早く、今回の福島原発事故を「事故」ではなく、「事件」としてこれを立件して容疑者を捕獲するための捜査をはじめなければならない。
たとえば、地震直後にECCS(非常用炉心冷却装置)のスイッチを切ったのはだれか・・・
福島原発の電力を供給する外部電力の要の送電線の鉄塔を倒壊させたのはいったい誰か・・・
【参照】
●検証(66)スリーマイル島原発事故は演出された八百長工作だった(鬼塚英昭)
http://d.hatena.ne.jp/gyou/20110625
●もし、浜岡原発でメルトダウン事故が起きたなら、↓こうなるそうです。
http://richardkoshimizu.at.webry.info/201108/article_67.html
●03/5/14 上澤千尋(原子力資料情報室)(浜岡訴訟資料)
http://www.stop-hamaoka.com/higaiyosoku.htm
●福島原発がメルトダウンした?それで、この程度の汚染?
http://richardkoshimizu.at.webry.info/201108/article_62.html