検証(83) 「一万ミリシーベルト」報道はヤラセじゃないか?

検証82であげた「一万ミリシーベルト」報道は、やはり、どうもヤラセの可能性がある、と本ブログは素朴に思う。

その一つの根拠がこの写真。今日のニュースに出ていた写真だ。この方はおそらく現在亡くなられているか重傷で危篤状態だと思う。

今日の報道によれば、「今回測定された放射線量は、今年3月の事故発生以降では最高値となる。これまでの最高値は4000ミリシーベルトだった。専門家たちは、放射線量が7000ミリシーベルト以上に達すれば、被ばくした人が100%死亡する、・・・」ということ。

このような軽装の防護服で大丈夫なのだろうか。照射源から数メートルしか離れていない。よくぞこのようなヤラセ写真を載せたものだ。国民をバカにしているのか。

以下の報道によれば、
http://jp.ibtimes.com/articles/20966/20110802/483948.htm

「これまでに建屋内で観測された最高の放射線量は、6月に同建屋内で記録された毎時4シーベルトだった。

 旭川医科大学の資料によると、人は一度に4シーベルト(4,000ミリシーベルト)以上の放射線を浴びると、骨髄機能不全を起こし死に至る可能性があるという。また5シーベルト(5,000ミリシーベルト)以上の放射線を一度に浴びた場合、皮膚に変化が生じることがある。

 また1999年に起こったJCO臨界事故では、6シーベルト以上の被ばくをしたとされる篠原さんが、事故発生から211日後に多臓器不全で死亡した。

 福島第一原発の1号機建屋内の空調機室には、ロボットだけが入り、作業員は入室しなかった。報道によると作業員9人の最大被ばく量は、0.2ミリシーベルトにとどまったという。

 一方、1号機と2号機の原子炉建屋の間にある排気筒からは、毎時10シーベルト以上の放射線量が計測された。福島原発内にある線量計では10シーベルトが観測限界値であるため、こちらも正確な放射線量はわかっていない。」


もし、1万シーベルト/時を超える放射能が本当だとすると、残念かつかわいそうですが、この写真の方は即死状態の筈。

ところで、もしこれがヤラセ報道たとすると、どうしてこのような手の込んだことをしなければならないのか、ということだ。


或るブログ(RKブログ)のコメント欄にあった興味深い見解↓に同意する。

<以下引用>
この突然の過去最高値はなんなんでしょう?
http://www.asahi.com/national/update/0802/TKY201108020468.html

奴等はRKさんの講演を観てこのままではメルトスルー偽装がバレる。ヤバイと思ったのですか?

8月28日にRKさんが福島入りする前に放射線汚染を広げておかないとパニック主婦達が寝返ってしまうから?

それにしてもこの計測員の方、こんなに近付いて平気なんでしょうか?

部外者は立ち入り禁止ですから何やっても分かりゃしないさ!って事ですか?

毎時10シーベルト以上の高線量は本当に計測されたのか?

約3メートル離れた場所から棒の先に計測器をつけて測ったところ、測定限界の10シーベルトを超えた。

写真を見ると、作業員は簡易な防護服だけで計測している。

顔にも、放射線を防ぐマスクは付けていない。

簡易な防護服で放射線を防ぐことはできない。

かなりの重量の鉛のスーツで全身を覆わないと、放射線を防ぐことはできない。

このような軽装備で10シーベルトをはるかに超えている放射線を計測しているのに大きな違和感がある。

10シーベルトをはるかに超えている放射線ならば、10m以上離れた場所から計測し、徐々に近づいていく。

初めは少ない放射線が近づくにつれ、放射線量が上がっていき、計測限界の10シーベルトに達したときに、計測しようとしているスポットとの距離をはかり、計算すれば、計測スポットの配管の放射線量の大体の値が分かるのではないか。

計測前日から、高い放射線量が出ていることが予想されていたのに、なぜ危険な計測を作業員にさせたのか?

作業ロボットになぜさせないのか?

作業員が少なくなっているなか、作業員の健康にまったく気を使っていない。
そして放射線量の場所は作業員が命を削ってでも計測しなければならない重要なポイント(作業)なのだろうか?

つい先日、1号機格納容器内、放射性物質濃度は予想よりも1000分の一だったというニュースがあった。

このニュースを打ち消すために、「毎時10シーベルト以上の高線量が計測というニュース」が仕組まれたように感じる。
<引用終わり>