しかし、ISとアメリカ(米戦争屋ネオコン)は水面下でつながっており、ISに資金や武器が供給されていることは既にばれています。
アメリカはISがシリア・アサド政権を倒すまで黙認をつづけ、アサド政権打倒のあかつきには、一斉にISを殲滅する作戦なのでしょう。
つまり、米戦争屋ネオコン勢力は、ISにシリアを占領させておいて、IS掃討の大義名分によって実質的にシリアを占領しようという計画。
巧妙に戦争を偽造する懲りない連中です。
以下、「櫻井ジャーナル」および「新ベンチャー革命」さんの記事:
●ISのパルミラ制圧を黙認した米が16日にISの司令部を襲ったのは口封じ、シリア軍は重要資料を入手
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201505250000/シリア中部の要衝、パルミラをIS(イラクとレバントのイスラム首長国。ISIS、ISIL、IEIL、ダーイシュとも表記)が制圧したという。この年は紀元前1世紀から紀元後3世紀までシルクロードの中継地として発展、当時の遺跡は世界遺産に指定されている。
この進撃をアメリカは黙認している。つまり、要衝の制圧を目指す作戦を止めようとしていない。シリア政府軍に対する空爆をロシアに阻止されたアメリカは、昨年9月23日からISを口実にしてシリアで空爆を始めたのだが、最初の攻撃で破壊されたビルはその15から20日前から蛻の殻だったとCNNのアーワ・デイモンは翌朝の放送で伝えている。
その後、アメリカは高性能の兵器を「ミス」でISへ渡していると伝えられた。イラクのアリ・アクバル大隊の司令官はISとアメリカ軍が定期的に連絡を取り合い、物資の投下地点を相談していることを通信傍受で確認したともイランのFNAは伝えていた。
また、イランの義勇兵組織、バスィージのモハマド・レザ・ナクディ准将は、イラクのアメリカ大使館がISの司令部だと語っている。アメリカ軍機が投下した物資をISが回収していることは事実だが、それはミスでなく故意だとも准将は主張する。
今年1月にはイスラエルがISと戦っていた部隊を攻撃、ヒズボラの幹部5名とイランの革命防衛隊の将軍が殺された。イスラエルは反シリア政府軍の負傷した戦闘員を治療していることも知られている。
イスラエルだけが反シリア政府軍を守るために空爆を実施しているわけではない。トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣はサバー紙のインタビューに答え、アメリカとトルコはシリアの「穏健派反政府軍」を軍事訓練し、武器を供給するだけでなく、空爆で守っていることで合意していると語っているのだ。
5月16日にアメリカ陸軍の特殊部隊デルタ・フォースがISの司令部を襲撃、そこにいた人物を口封じのため、皆殺しにしたと言われている。資金の流れを調べるためだと「解説」する人もいるが、それなら石油の販売ルートや資金の流れを断てば良い。トルコへつながっているパイプラインを破壊するという手もある。
この日、シリアの特殊部隊も同じ場所を目指し、逃げ出した輸送隊を追いかけ、司令官が使っていたコンピュータや文書を回収したという。コンピュータのデータにはイスラエルなどからの指令が記録され、アル・アクサ・モスクの破壊計画に関する記述もあったようだ。拘束した人物は、アメリカ軍の退役将軍がイギリスを拠点とするCIAの委託会社に雇われ、作戦組織していると語ったという。
ISを作り上げた中心的存在がアメリカ、イスラエル、サウジアラビアだということは本ブログで何度も書いてきた。最近公表されたDIA(アメリカ軍の情報機関)の文書によると、2012年の段階でシリアの反政府軍はサラフ主義者、ムスリム同胞団、そしてAQIだとしている。
AQIは2004年に組織されたアル・カイダ系の武装集団で、2006年にISI(イラクのイスラム国)が編成された際には中核になった。今ではISと呼ばれている。DIAによると、AQIは当初から反シリア政府軍の支援を受け、戦闘員の訓練もそこで行われ、訓練終了後にイラクへ送り込まれていたという。
西側では「穏健派」だとされてきたFSAだが、その幹部を務めてきたアブデル・ジャバール・アル・オカイディによると、FSAの約10%はアル・カイダ系のアル・ヌスラだという。DIAによると、アル・ヌスラはAQIがシリアで活動するときに使っていた名前にすぎない。つまり、AQIとシリアのアル・ヌスラはタグが違うだけで中身は同じ。バラク・オバマ大統領の周辺で「混沌化作戦」を「安定化作戦」に切り替える動きがあっても、腹を据えない限り、ネオコン/シオニストやキリスト教系カルトの暴走を止めるの難しそうだ。
●シリアに侵攻するイスラム国(IS)の背後に米国某勢力の影:米オバマ政権を追い詰めて、米地上軍をシリアに派遣させるよう仕組まれていると疑われる
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/34948518.html1.米軍の代わりにイスラム国(IS)がシリアに侵攻中
2015年5月21日の報道によれば、イスラム国(IS)がシリアのパルミラを制圧したそうです(注1)。ISは、すでにシリアに深く潜入して、シリア・アサド政権攻略に余念がありません。ネット情報によれば、シリア領土の半分をISが占領したようです。
本ブログでは、ISは米国戦争屋ネオコンの傀儡と観ています(注2)。ネット情報では、ISを資金的にサポートしているのは、サウジアラビア政府といわれています。サウジの支配層には石油利権からみで、米戦争屋ボス・RF財閥と水面下でつながっている勢力が存在し、彼らが、米戦争屋ネオコンの要請で、ISに資金援助しているようです。
米戦争屋エージェントのジョン・マケイン米上院議員は、シリア攻略のために、ISと常時、連絡を取り合っていると本人がテレビで証言していますから(注3)、ISは米戦争屋の傀儡であることは間違いありません。
なお、上記、米国戦争屋(世界的寡頭勢力の主要構成メンバー)およびそのロボット・悪徳ペンタゴンまたは悪徳ヘキサゴンを構成する日本人勢力の定義は本ブログNo.816の注記をご覧ください。
2.イスラム国を米地上軍の代替として利用しているのは、シリア・アサド政権打倒を企む米戦争屋ネオコン
米戦争屋ネオコンは前々からシリア・アサド政権打倒を主張していましたが、昨年11月の中間選挙でオバマが共和党に敗北して以来、米オバマ政権は、限定的空爆に限って、米軍のシリア侵攻を認めてきました。しかしながら、オバマは米地上軍の派遣を依然、かたくなに拒否しています。
米戦争屋は2012年段階から、すでに、自由シリア軍(FSA)を闇支援して、シリア侵攻を実行してきました。日本のジャーナリスト・山本美香さんを暗殺したのもFSAだったと本ブログでは観ています(注4)。
3.米国戦争屋は米地上軍派遣が決まるまで、ISにシリアを攻めさせるつもりか
昨年11月に中間選挙でオバマが敗れたので、米戦争屋の発言力が高まり、水面下で、米戦争屋はオバマ政権に米地上軍をシリアに派遣するよう迫っているはずです。
しかしながら、オバマ政権は依然、それを渋っているので、しびれを切らせた米戦争屋はISを強化して、シリア侵攻させているのは明らかです。
こうして、シリア・アサド政権は追い詰められているようです。これまで、アサドを支援してきたのはプーチンですが、プーチンは今のところ沈黙しています。プーチンにとってはウクライナ紛争解決が最優先課題であり、シリアを支援するゆとりはないようです。
こうなると、アサドは孤立無援となり万事休すでしょう。
米戦争屋のハラは、ISにシリアを完全占領させ、その後、IS掃討の名目で米地上軍をシリアに投入して、リビア同様に、シリアを占領したいのではないでしょうか。アサドもリビアのカダフィーと同様に、始末されるのでしょうか。
シリアに石油資源がなければ、こんなことにならなくてすんでいたでしょう、シリアの国民はほんとうにかわいそうです。
注1:朝日新聞“IS、パルミラほぼ制圧 世界遺産破壊の恐れ シリア”2015年5月21日
http://www.asahi.com/articles/ASH5P2365H5PUHBI00B.html注2:本ブログNo.1048『日本国民は全員知れ!:安倍首相は、対日脅迫しているイスラム国と親しいマケイン米上院議員と人質事件の直前に会談している』2015年1月23日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/34583814.html注3:You Tube“ジョン・マケイン イスラム国といつも連絡を取っている?”2014年11月24日
https://www.youtube.com/watch?v=_nwfBQFzlpo注4:本ブログNo.635『シリア取材の山本美香さん殺害真犯人が自由シリア軍FSAであることが日本国民に知れるとなぜ、まずいのか』2012年9月2日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/30339744.html