これからの特許の話をしよう（黒川正弘）

先日ひょんなことで黒川さんと知り合ってお昼をご一緒させていただく機会があった。とても話がおもしろく愉快な方でした。すごい読書家で技術史を含めて古今東西の歴史に通じておられる。その後、本を出しましたというメールをいただき、すぐにアマゾンで注文して読みました。

副題に「奥さまと私の特許講座」とあるように、奥さま相手にビールやお酒を飲みながら特許制度の歴史を物語る趣向で読みやすく、しかも内容はかなり濃厚。ヒッタイトの製鉄技術やローマの道路と水道の話から現在まで、技術と特許制度という人類の生みだしたすぐれたシステムについて黒川さん独自の解釈を交えて語る対話編。

ベネチア特許制度→ルネッサンス
英国特許制度→産業革命とパックスブリタニカ
米国特許制度→パックスアメリカーナ
明治特許制度→日本の産業立国

続編があるようでそれも楽しみ。

今日はこの本の出版記念パーティと記念講演会に出席。
講演会のテーマは以下。
●「特許制度変遷史概観」黒川正弘氏
●「日本人のためのこれからの中国における特許戦略について」Mr. Chixue WEI

パーティー会場でなつかしい方と再開し、東京駅の近くで飲み直し。
そして午前様(+_+;)＼パコッ！