田坂広志「目に見えない資本主義」


田坂広志氏の新刊「Invisible Capitalism 目に見えない資本主義」を通勤の行き帰りで読む。

文章が分かりやすくてすぐに読めてしまう。が、奥が深い。手元に置いて、何度も読みたい本。

弁証法という古くて新しい哲学や複雑系経済学を駆使して、社会や経済システムのダイナミックな動きを解析し、未来を予測、ではくて予見する。田坂氏は、おそらく苫米地英人氏のいう抽象度の高い思考をしているのだろう。

これから資本主義はどうなるか。今回の経済危機の本質は何か。資本主義に起こる五つのパラダイム転換。

そして、昔の日本の起業家や企業家が実践していた日本型経営が復活するという結論に至る展開に魅せられる。

目に見えない資本主義

目に見えない資本主義