ラボ・グロウン・ダイヤモンド(Lab-Grown Diamond)

人工ダイヤモンド技術が進化している。
今日の「がっちりマンデー」で紹介されていたラボ・グロウン・ダイヤモンド(Lab-Grown Diamond)が興味深い。


ピュアダイヤモンドラボ株式会社という日本の企業が開発したグロウン・ダイヤモンドは、天然ダイヤモンドと、化学式、結晶構造、モース硬度、密度、屈折率、熱伝導率および光学分散特性がまったく同一であるらしい。(逆に天然ダイヤモンドよりも純度が高い?)



天然では超希少なレッドダイヤモンドやブルーダイヤモンドも製造可能らしい。


価格は、天然ダイヤモンドの5割くらいか?


テレビの紹介では、5500気圧で1300℃の条件で製造するようだが、圧力の印加方法がちょっと違う。従来は2方向からしか加圧できなかったが、この技術では6方向から高圧を印加する。

ただし、製造方法の詳細はノウハウのかたまりだろうから、特許出願はされていないのではないか。(あとで調べてみよう。)


嘗て、宮沢賢治もハマった人造宝石技術も、とうとうここまで来たか。


●PURE DIAMOND LAB JAPAN|ピュアダイヤモンドラボ株式会社
https://purediamond-lab.com/#labgrown

何世紀もの間、人々は地球を採掘して自然が作り出した最も美しい結晶を探し出してきました。ダイヤモンドは、炭素が自然環境下で結晶化するプロセスを再現する事によって、地下ではなく地球上で成長することが可能です。このダイヤモンドは、環境に優しく、紛争に関係しない、そして次世代のために持続可能な供給源であるというメリットがあります。

一般的な地中から採掘されたダイヤモンドは、鉱山から消費者の手に届くまでに様々な業者を経由し、原産地を特定する事はほぼ不可能です。しかし、我々のラボグロウンダイヤモンドは生産の透明性を確保する事によって完全な追跡を可能にしています。ダイヤモンドは生成環境に関わらず、純粋な炭素からできています。世界各地の科学者やダイヤモンド研究機関は、ラボグロウンダイヤモンドについて厳格な試験、研究を実施し、その特性を確認するため多くの時間を費やしてきました。

全ての科学的、物理学的、光学的調査、研究結果は、ラボグロウンダイヤモンドが地中から採掘されたダイヤモンドと同一の物質であることを証明しています。


以下、関連記事を挙げておこう。


●日本の「養殖」ダイヤモンドに世界が注目する理由
2018年8月21日
https://www.newsweekjapan.jp/stories/lifestyle/2018/08/post-10766.php

●日本発のダイヤモンドを世界へ! ラボグロウンダイヤモンドを仕掛けた ...
https://news.ameba.jp/entry/20180921-647