「鎮守の森のプロジェクト」から2017年次報告書が届きました。
「鎮守の森のプロジェクト」とは、細川護熙氏や植物生態学者の宮脇昭氏が主導する、津波や火災に対して森がもたらす自然の防災システムを推進するプロジェクト。
311ガレキを廃棄物として処分したり燃やしたりするのではなく、防潮堤を兼ねた里山の森にする壮大な計画。たとえば、青森県から福島県に至る全長300キロの太平洋岸に高さ10m〜15mの森の防潮堤をつくる。残土と被災地のガレキで造成するマウンドの上に、その地域本来のシイやタブノキやカシなどの照葉樹を植樹して里山にして「鎮守の森」を育成する壮大なプロジェクトである。
「鎮守の森」こそ、日本人が太古の昔から培ってきたすぐれた適正技術。
2017年の植樹本数は65751本だったそうです。(これまで約45万本が植樹されている。)
針葉樹ではなく、災害に強い常緑樹を植えるのが基本。根の張り方が違う。
いま、「鎮守の森」の知恵を後世に伝える絵本が作られているとのこと(今年3月完成予定)。
●「鎮守の森のプロジェクト」オフィシャルサイト
http://morinoproject.com/about
過去の幣ブログ記事:
■[適正技術]鎮守の森のプロジェクト
http://d.hatena.ne.jp/gyou/20161231