今村復興大臣辞任劇にマスコミの劣化をみる(山崎行太郎)


山崎行太郎ブログより)

この記事を載せると、蜘蛛の子を散らすように幣ブログから逃げていくのが見えます(・。・)ぷっ♪
でも敢えて記事にしておきますね。

山崎行太郎氏のブログ記事に激しく賛同を覚えたので。

マスコミの言葉狩りで今村復興大臣を追及する前に、安倍晋三の国会での宣言(「森友問題に私や私の妻が関与していたのならば、議員辞職する」)に対する追及はどうなってしまっているのか。こちらのほうが100倍重大ではないのか。


ところで、東北復興といえば、福場ひとみさんが『国家のシロアリ』で暴いているように、復興予算19兆円がシロアリ役人たちにネコババされていたことを、その後マスコミは追及しているのでしょうか。

●国家のシロアリ: 復興予算流用の真相(福場ひとみ)
http://d.hatena.ne.jp/gyou/20131213

国家のシロアリ: 復興予算流用の真相

国家のシロアリ: 復興予算流用の真相

復興予算をネコババする役人に比ぶべくもなく、今村復興大臣は東北復興に情熱を持って取り組む気骨のある政治家でした。今村氏は佐賀県出身。佐賀県といえば『葉隠』ですね。




以下、山崎行太郎さんの記事。

今村復興大臣辞任劇が、マスコミとマスコミに洗脳された愚鈍な大衆どもの間で、話題沸騰のようだが、私の見解とは全く違う。

私は、たまたま、辞任劇の前日、「月刊日本」パーティーで、問題の人物、今村復興大臣と立ち話だが、しばらく話す機会があった。私は、今村復興大臣に関して、マスコミが垂れ流すネガティヴ情報が、全くデタラメだということが分かった。今村復興大臣は、東北復興に情熱を持って取り組む気骨のある政治家だった。

私は、「クズ=マスコミに負けるな!と、僭越ながら、激励した。更迭後も、私の「今村復興大臣」への思いは変わらない。

東北地方の被災者たちに、「お可哀想に」「お気の毒に」「頑張ってください」・・・という薄っぺらな言葉を繰り返して、被災者たちの過剰な「依存性」や「被害者意識」を放置、助長することだけが、復興事業ではないだろう。「自立のススメ」「自助努力のススメ」と、さらには「独立自尊」「対米自立」(笑)を説くことも必要だろう。

私は、東日本大震災や熊本大震災の後で、被災地に、我れ先にと、駆けつけた芸能人やスポーツ選手たちの人気取りのパフォーマンスが嫌いだ。マスコミは、彼等を、チヤホヤするが、私は見たくない。

ところが、最近は 、政治家たちまで、芸能人かスポーツ選手なみのマスコミ向けの人気取りのパフォーマンスを繰り返すようになった。口先だけの「パフォーマンス政治家」ばかりが、被災地や被災者たちの周辺にはびこり、被災者たちも彼等のパフォーマンスに群がり、「ギブ・ミー・チョコレート」を繰り返している。

具体的な復興事業に勇猛果敢に取り組む政治家たちが、マスコミの扇動に乗せられて、次々と更迭=排除されている。世も末である。クズ=マスコミの「センチメンタリズム報道」に負けるな!マスコミ亡国論。

オルテガ・イ・ガセットに『大衆の叛逆』という論文がある。私は、長い間、「大衆が権力に叛逆する」と誤解していた。しかし、オルテガの言いたいことは、違う。正解は、「大衆への叛逆」というふうに読むべきである。大衆=マスコミ=綺麗事に、私は、叛逆したいと思う。「弱者のルサンチマン」と「弱者の道徳」(ニーチェ)に、洗脳されてはならない。

国家滅亡の始まりは、「弱者のルサンチマン」と「弱者の道徳」(ニーチェ)に、洗脳されることである。

こういうことを言えば誤解されるかもしれないが、敢えて誤解を恐れずに言えば、米国を中心とする国際社会という怪物と孤立無援の闘いを演じている北朝鮮のキムジョンウン(金正恩)にも、見習うべき点がある。「百万人と言えども我、行かん」である。
http://yamazakikoutarou.hateblo.jp/