アベノリスク(植草一秀)

予約していた植草一秀さんの新刊「アベノリスク」が届きました。


日本を融解(メルトダウン)させるアベノミクスの7つの大罪について簡潔に要点がまとめられている。


アベノリスク第1の罪:引き起こされるインフレ
アベノリスク第2の罪:大増税大不況
アベノリスク第3の罪:TPP 失われる主権
アベノリスク第4の罪:活断層上の原発再稼働
アベノリスク第5の罪:シロアリ官僚に食い尽くされる
アベノリスク第6の罪:改変される憲法
アベノリスク第7の罪:創作される戦争


それぞれの「罪」の詳細については本を読んでもらうとして、特に気になったところをメモしておきたい。


「3本の矢」などと、さも新しい政策であるかのように宣伝していますが、その中身はいずれも陳腐なもの。

陳腐どころか、第3の矢「成長戦略」については、要注意です。この部分の植草さんの指摘は重要。

つまり、アベノミクス第3の矢は日本経済を成長させると言いながら、その実態はTPP(アベノリスク第3の罪)と深くかかわっていて、外国資本(ユダ金)への利益誘導のための政策を実行しようとしている。安倍政権は外国資本が日本の富を略奪するための経済環境を整えようとしている、という指摘。(114頁〜「日本を貪(むさぼ)ろうとする米国の野望」参照)

外国資本や悪徳金融資本が日本を収奪しやすいようにお膳立てをすること、これが目的。


ということは、麻生太郎マイケル・グリーンの指導で言わされた「水道事業民営化」もアベノミクス第3の矢「成長戦略」の一つか。
http://d.hatena.ne.jp/gyou/20130428