貨幣経済から態度経済への転換(坂口恭平)




RKブログのコメント欄におもしろい記事があった。

「建てない天才建築家」と呼ばれている坂口恭平さん。

この人が提唱する貨幣経済から態度経済への転換。


このあたりに、これからの世界のあり方について何か重要なヒントがありそうな気がする。

http://richardkoshimizu.at.webry.info/201302/article_178.html

基地外(私にとってはほめ言葉)の坂口恭平の著書『独立国家のつくりかた』のなかに、新宿東口のホームレス(ダンボールにも住んでいない完全野宿者なので、いわゆる乞食)の佐藤さんについての記述があります。

佐藤さんは、日常生活において、お金を1円も使わず生活(生存)している人です。

つまり、生活のためにお金を全く使わない。他のホームレスのように、空き缶を集めたりといった労働行為もしません。

その、完全乞食主義の佐藤さんが、唯一、能動的にお金を稼ぐのが、自動販売機の下のお金を拾うこと。一日でおおむね500円拾えるそうです。
そしてそれは、大好物のコカコーラを買うためのみのためだそうです。

佐藤さんいわく、「コカコーラだけは路上に落ちていない、あそこの会社は徹底している」とか…

これは、アメリカが、コカコーラしか日本に売るものがないということを示すとともに、乞食からも、お金を巻き上げる存在でもあるということを暗喩しています。

佐藤さんにとってお金(貨幣)の存在とは、コカコーラとのみ交換するための、単なる鉱物の塊でしかないということです。

坂口恭平は、こうしたあり方(生き方)を、貨幣経済に対抗して『態度経済』と称しています。
これは、経済活動に対する、“交換”ではなく“交易”への発想の転換を意味しています。

私も、同様のことを10年以上前から公の場所を含めて言っていて、見事に周囲から基地外扱いされています。

けれども、この一般常識的な貨幣経済から脱却した“態度経済”の概念への転換こそが、TPPに象徴されるハザ・ユダ国際金融資本に潰されないための、強力な対抗手段になるのではないかと思っています。

そしてそれは、経済活動のみならず、私たちの生き方そのものの変革をもたらすかも知れません。
<転載終わり>
コーギー 2013/02/28 10:25


建てない建築家・坂口恭平さんについては、以前弊ブログで「モバイルハウスのつくりかた」を紹介したことがありました。

●[適正技術]モバイルハウスのつくりかた(坂口恭平
http://d.hatena.ne.jp/gyou/20120724