さよならだけが人生だ

以前仕事でお世話になったK先生からの年賀状が、今年なぜか届かなかった。ヘンだなと思っていた。律儀な人なのに・・・

先日ガンで亡くなられていたことを知った。(お葬式にも行けなくてごめんなさい)

白血病を発症されたときは、お決まりの抗がん剤治療。しかし、その後、肺がん、さらに肝臓がん。手術と抗がん剤治療の繰り返し。

最後は抗がん剤治療を拒否されたらしい。そのときは衰弱し肝臓が肥大し、その肥大が内蔵を圧迫して食べることもできない状態だったらしい。死を覚悟されたのだと思います。

(最近亡くなられた、白血病で苦しんだ歌舞伎役者はどうだったのでしょうか?)


いまさら後悔してもはじまりませんが、K先生の病状を知っていれば、抗がん剤は増ガン剤で一時的に効いてガンが引っ込んだとしてもしばらくすると全身に転移しはじめること、免疫力を消滅させないためには代替療法に切り替えるか併用することがいいことを教えてあげたかった。

(こんなことを言ったとしても、おそらく、「ありがとう。でも今の担当の先生の治療を信じているので、とりあえずこれを続けます」と笑顔で言われたのでしょうか。やさしい人でしたから)

いつもにこやかな顔で接してくれた心の暖かい人だった。先生のやさしい面影は一生忘れません。

ご冥福をお祈り申し上げます。


今夜はこの歌を聴きながら、生前のやさしい笑顔を思い出しながら独りよがりの感傷にふけることをお許しください。

Time to Say Goodbye
"Con te partirò"

逐語訳は「別れの時が来た」。

意訳すると「さよならだけが人生だ」。

これが人生の本質に近い。

この言葉のオリジナルは漢詩

「花に嵐のたとえもあるぞ
 さよならだけが人生だ」

昔の中国、唐にいた于武陵(うぶりょう)という人が作った五言絶句「勧酒」を井伏鱒二が訳した。

”この杯を受けてくれ
どうぞなみなみ注がしておくれ
花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生だ”
http://www.keep-on-racing.com/konnya-dake-no-base.htm


以下↓の歌の女性はサラ・ブライトマン(Sarah Brightman)。男性歌手はイタリアのアンドレア・ボッチェリ(Andrea Bocelli)。彼は12歳のときにサッカーのボールが頭に当って脳内出血を起こし失明。その後、障害を乗り越えて弁護士になって活躍するも歌手になる夢は捨てきれなかった。その後ルチアーノ・パヴァロッティに見出され1994年にデビューを果した。

●Sarah Brightman & Andrea Bocelli - Time to Say Goodbye 1997 Video stereo widescreen
http://www.youtube.com/watch?v=Nl9WMIPzd6w