山本美香さんは反政府悪党たちに狙い撃ちされたのではないか(3)



山本美香さんはいたましい姿で御両親が待つなつかしい家に戻られた。シリアからの長い旅。

警視庁の司法解剖によれば、山本美香さんの体には9発の銃弾が打ち込まれていました。直接の死因は首を撃たれたことによる頸髄(けいずい)損傷。首を銃弾が貫通している。ほぼ即死状態。首を狙って撃っているのですから極めて悪質な意図的殺人です。

複数方向から狙撃されたという情報もある。つまり、たまたま銃撃戦に巻き込まれて撃たれた、なんてことではない。暗殺のプロによる狙い撃ちかもしれません。いたましいかぎりです。

2003年の奥克彦イラク大使も体を蜂の巣のようにされて暗殺されています。犯人はおそらく米軍とつながりのあるスナイパーと思われます。今回の惨殺がこの時の状況とパターンが似ていることについては、既に数日前に触れました。
http://d.hatena.ne.jp/gyou/20120824


日本の大手マスコミはシリア政府軍が犯人であると匂わせるような報道の仕方ですが、それはウソでしょう。(日本のほとんどのメディアは悪徳ペンタゴンの広報機関としてしか機能していないので要注意です。)


自由シリア軍反政府軍)と同行取材中に銃撃を受けたという点で既に極めて怪しい。おそらく政府軍を偽装したスナイパーが犯人でしょう。そして、このスナイパーの背後には米国戦争屋勢力がいると思われます。(またもや米国戦争屋!金太郎飴みたいにどこにでも出没する黒幕さん。)

自由シリア軍のようなシリア反政府軍の実体は、米戦争屋CIAの傭兵やアルカイーダだと云われています。

山本さんに同行していた佐藤和孝さんは、銃撃したのは反政府軍とは違うグループの様だった、と証言していましたが、これは政府軍を偽装したグループということでしょう。あらかじめ日本のジャーナリストがアレッポを取材するという情報を知っていた反政府軍が仕組んだ反政府プロパガンダのための暗殺と思われます。計画的犯行です。


山本美香さんは、彼らにうまく嵌められて、彼らの反政府プロパガンダのために利用され犠牲になったと思われます。山本さんは反政府軍の立場からシリア内戦を取材していたと思われますが、逆に彼ら米国戦争屋勢力のプロパガンダのために殺されたとすれば、こんなに馬鹿げたことはない。

シリア政府軍が日本人ジャーナリストを暗殺しても何のメリットもありません。メリットがあるのはどちらかを考えれば、主犯はどちらの勢力かがわかります。

以前、英国のジャーナリストが反政府軍に誘導されて殺されそうになったことがあったそうです。このケースでは事前に察知して難を逃れたそうです。


山本美香さんは純粋すぎた、そして無防備でありすぎた・・・

少なくとも今回のシリア内戦を「演出」している凶暴な黒幕や背後の構造について知っておくべきだった。

でも、ちょっと遅かった。

ご冥福をお祈りいたします。


【参照】
日刊ゲンダイ “シリア政府が声明 山本美香さんの銃撃死に謀略説”2012年8月24日
http://gendai.net/articles/view/syakai/138369

●日本人カメラウーマン山本美香さん暗殺事件:米国戦争屋の対日イノベーション戦略を見抜いて自己防衛しておくべし
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/30242125.html

山本美香さん 銃創9カ所、複数方向から…
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/08/26/kiji/K20120826003981140.html