人工地震説の検証(53)

震源域のほぼ全域300km範囲の海底土壌から放射性物質が検出されたというニュースにちょっと驚く。

普通の人なら、福島原発事故放射能なんだろうと思う。別に不思議ではない。しかし、疑り深い人は、なにかおかしい、と感じる。

某国が強く要請したと言われている海洋汚染水の海洋投棄事件との関連性。

検証(17)で検討した、4月1日に茨城近海で採れたアンコウから放射能が検出されたこととの関連性。アンコウは海底に棲息している点と、4月1日は海洋投棄が始まる前であることに注意。

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4月1日(この日付に注意!)に北茨城近海で採取された5種の魚から放射性物質が検出されたらしい。そして、注目すべきは、コウナゴ以外のアンコウやヒラメからも放射性セシウムが検出されたとあることだ。
これはいったいどういうことか。
原発第2号機から漏れた数百万ベクレルの高濃度放射性物質が、施設物の亀裂などのため、4月2日から3日間も海へ流出し、4日からは6.3〜20ベクレルの低濃度汚染水1万1500トンが海へ放出されている、とあるが、4月1日の時点において深海魚であるアンコウから放射性物質が検出されるのはおかしいと思われる。これは誤報なのだろうか。

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(以上、検証17より)

●海底の土から放射性物質 宮城〜千葉沖、数百倍も 海産物に影響と文科省 2011.5.28 00:53
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110528/trd11052800540000-n1.htm

文部科学省は27日、宮城県気仙沼市沖から千葉県銚子市沖まで南北約300キロにわたる海底の土から、最高で通常の数百倍に当たる濃度の放射性物質を検出したと発表した。文科省は「海産物に影響が及ぶ恐れがある」としている。東京電力福島第1原発から海に流出した汚染水に含まれた放射性物質が広範囲に拡散していることが裏付けられた。

9日から14日にかけ、沖合約15〜50キロの12カ所で海底の土を採取。すべてから放射性物質が検出された。濃度が最も高かったのは福島第1原発の沖合約30キロの水深126メートルの海底で、土1キログラム当たりセシウム134は260ベクレル、セシウム137は320ベクレルだった。

ほぼ同じ海域で2009年に行った調査では、セシウム134は検出されず、セシウム137は1ベクレル前後だった。半減期が短く09年の調査で検出されなかったヨウ素131も、土1キログラム当たり1.6〜6.1ベクレル検出された。

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震源域<http://www.jiji.com/jc/v?p=ve_soc_jishin-higashinihon20110313j-06-w440>にほぼ一致する。

新聞記事のソースは、以下の電通共同通信

共同通信社 (2011年5月28日)
海底の土から放射性物質 宮城〜千葉沖、数百倍も
http://www.kyodonews.jp/feature/news05/2011/05/post-1640.html

放射線監視装置が全滅、という記事も気になる。単なる偶然か?

共同通信社 (2011年5月28日)
放射線監視装置がほぼ全滅 被災3県、データに空白
http://www.kyodonews.jp/feature/news05/2011/05/post-1649.html