検証(88)「陸前高田の津波で流された松から放射能」の謎解き

昨日UPした陸前高田の薪の放射能汚染の話、リチャード・コシミズ氏のブログでも話題にされている。たしかにこれはおかしい。福島原発からは180キロ以上の距離がある。

どうして津波で流された松の表皮から放射性物質が検出されるのか?

さらに東北の瓦礫からも放射性物質が検出されています。どういうことでしょうか?

正解は一つしかない。東北沖の海底核爆発。


【参照】RKブログ
●311海底核爆発・人工津波:なぜ、陸前高田の薪からセシウムが検出されたのか?
http://richardkoshimizu.at.webry.info/201108/article_46.html

311海底核爆発・人工津波:なぜ、陸前高田の薪からセシウムが検出されたのか?

原発に近いところの薪ではなく、福島原発から100キロ離れた地点の松が汚染していた?不思議に思いませんか?条件反射的に「福島原発から出た放射性物質が降り注いだ。」と頭から思い込んで、疑問にすら思わない人もまだまだ多いようです。ですが、そういった「思考停止」状態を脱する人はこれから増えてくると思います。

「今まで、福島原発の影響は福島県内に限定されていて、岩手県は様々な汚染調査の対象にすらなっていなかった。だが、なぜ、薪が汚染していたのか?」素朴な疑問を持つ人が増えることを期待します。(情報感謝)

●五山送り火、被災地松は再び「使用中止」 薪からセシウム検出
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110813-OYO1T00183.htm?from=newslist

東日本大震災津波に遭った岩手県陸前高田市の松で作った薪まきを「京都五山送り火」(16日)で燃やす計画について、京都市は12日、薪の表皮から放射性セシウムが検出されたため、使用を中止すると発表した。門川大作市長は記者会見し、「薪から放射性物質が検出されないことが前提だった。出た以上、使用を断念せざるを得ない。おわびする」と述べ、謝罪した。

市によると、薪500本を福井県坂井市NPO法人を通じて現地から調達。11日に届いた薪を民間機関で検査した。すべての薪から表皮と内部のサンプルを採り、それぞれまとめて調べた結果、表皮からセシウム134、同137を合わせ、1キロあたり1130ベクレルが検出された。内部からは検出されなかった。薪は長期間、屋外に置かれていたといい、泥が付着していた。」

RKブログの読者であるなら、すぐにも本当の汚染原因が思い浮かぶでしょう。読売の記事の

東日本大震災津波に遭った岩手県陸前高田市の松で作った薪まき」

「薪は長期間、屋外に置かれていたといい、泥が付着していた。」

という部分にすぐさま反応するでしょう。つまり、海底核爆発で生じた「汚染人工津波」を被った松の薪が放射性物質を帯びているわけです。

ということで、沈黙していられない当局も陸前高田の瓦礫にも福島原発が起因する汚染がみられると今になって示唆しています。「瓦礫」ですので、当然、津波を被っています。福島原発が汚染原因であるなら、津波の被害のなかった土壌や農産物も汚染されているはずですが、そういった情報は入ってきません。

●がれきから放射性物質 岩手・陸前高田市 2011.8.10 13:30
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110810/trd11081013310011-n1.htm

岩手県は10日、東日本大震災で生じた陸前高田市のがれきから、1キログラム当たり1480ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。県は埋め立てが可能とされる国の暫定基準値(1キログラム当たり8千ベクレル)を下回っており、通常通り焼却処理するとしている。

県は6月29日から7月13日、沿岸被災地のがれきを処理する際、陸前高田市宮古市、野田村で、がれきに含まれる紙や繊維などを調べた。

最も高い1480ベクレルが検出されたのは7月12日に採取した陸前高田市の仮置き場に置いてある繊維。同じ場所のプラスチックから510ベクレル、わらからも177ベクレルが検出された。宮古市の木くずからは135ベクレル、野田村ではちりから33ベクレルが検出された。」

海底核爆発を前提に考えれば、津波を被った薪、瓦礫同様に海底の土も汚染されていて然るべしです。そして、汚染されています。


放射性物質岩手県陸前高田市から宮城県名取市にかけて海底土から検出 最大1380ベクレル
http://mainichi.jp/life/ecology/news/20110709k0000m040042000c.html

環境省は8日、岩手県陸前高田市から宮城県名取市にかけての沖合計7地点で実施した放射性物質のモニタリング調査で、海底の土1キロあたり最大1380ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。一方、海水からはどの地点でも検出されなかった。

調査したのは陸前高田市宮城県気仙沼市南三陸町石巻市仙台市名取市の沖合10キロもしくは20キロ地点の海底の土と海水。土には放射性 セシウム134が1キロあたり検出限界以下〜620ベクレル、同137が24〜760ベクレル含まれていた。いずれも濃度が最も低いのは陸前高田市沖、最 も高かったのは石巻市沖だった。
海底の土からの検出について、同省は「原発事故で大気中に放出された放射性物質が落ちてきたか、海洋に漏れ出した高濃度汚染水が原因ではないか」と指摘する。」【江口一】毎日新聞 2011年7月8日 19時27分

さて、世の中のあまり勘の良くない方々も、こういった情報が次々出てくるとさすがに脳細胞を使い始める、疑惑のスイッチが入るのではないかと思います。「テレビはうそをつかない」の神話は、ただの神話なのです。大きな陰謀には必ず様々な疑惑や矛盾が付随します。テロリストは完璧を目指しますが、実際の結果は綻びだらけなのです。メディアが真相の隠ぺいに邁進しますが、ネット時代、もはや通用しなくなっています。

リチャード・コシミズでした。