太陽光発電(APEXセミナー)

インドネシアを中心に排水処理やバイオマス自然エネルギー装置などの適正技術の開発と導入で活躍している特定非営利活動法人・APEXのセミナーを聴きに広尾まで。

今日は、NPO法人太陽光発電所ネットワーク(PV−net)事務局長の都築(つづく)建氏の講義。

テーマは「太陽光発電の本格的普及に向けて」


都築氏は、自然エネルギー市民フォーラム(REPP)の理事長でもある。もう20年以上にわたって自然エネルギーの普及活動をされている。

長崎の原爆体験とチェルノブイリ体験がすべての原点だと語る。

しかし悲観的ではない。むしろ、太陽光発電が普及するであろう未来は明るくワクワクする社会になる、と確信しているように感じた。

「だれにでもできるベランダ太陽光発電」の著者でもある。この本はずいぶん昔に買って読んだ記憶がある。約10年前の発行。

20年ほど昔、我が家を設計するときに太陽光発電を導入する選択肢もあったが、セルの値段も高くコスト的に無理だった。そこで、いろいろ調べてOMソーラーという奥村昭雄さんの発明によるパッシブソーラーシステムを導入した。

あの頃は一部のマニアの間で注目されていた太陽光発電技術が、今や社会インフラの大きな柱になろうとしている。ワクワクする時代になった。このワクワク感が大事だと都築さんは言う。

太陽電池セルの製造コストが低下し、かつ、発電効率が向上している。北向きの屋根に設置しても発電が可能な時代が来るだろう。

月明かりでも発電できるようになるといいなー。太陽光発電所ではなく、「月光発電所」なんて稲垣足穂の世界みたいでロマンティックではないか(+_+;)\パコッ!

太陽光発電所ネットワークは、2003年に設立され、健全な分散型の太陽光発電所のネットワーク構築のために活動されている様子はサイトでみることができる。