何かになりたい時代の終わり(マドモアゼル・愛)

何かになりたい時代、つまり西側のエリート支配の時代が終焉し、代わりに、自分になる時代が始まる。


子供に将来の夢を聞くと、多くはスポーツ選手とかお金持ちとか言うわけですが、本当にそれが子供の夢だったのでしょうか。

そうではなくて、大人の夢を子供が体現した結果に思えます。家で野球を見ていた子供は、当初は何も関心を持ちませんが、お父さんが「やったぞ、またホームランを打った、、、凄いな」と興奮しているのを見れば、「野球選手は凄いんだな」と教えられるわけで、凄いと思うお父さんの気持ちから育った夢です。

子供がいきなりお金持ちになりたいなどと思うわけがなく、大人の思いを子供が映しているからに違いありません。少し前までは、ユーチューバーになりたい、、、がトップの夢にもなったそうですが、あっという間にそれは消えました。

大人たちが、ユーチューバーなんて誰でも成功するわけではなく、一握りの運がいい人だけで、あとはほとんど貧乏ユーチューバーだ、、、との情報が拡散されると、あっという間に子供の夢のトップからも消えました。げんきんなものです。

子供たちにあえて夢などなく、ほとんどが社会や親や周辺が与えた価値観からのものにほかなりません。
要するに子供たちは夢を失ってしまったわけです。植え付けられた、規定化された、夢を夢として追いかける子供たち。ある意味気の毒な気がします。

なんでそうなったのかですが、これは、教育された結果なのです。お金を刷る輪転機を独り占めできて、通貨発行権を得た人達は、この世の王様になれることを知ります。

お金で王様になれるのなら、民衆もそうした価値観を持ってもらうことが自身の安泰につながります。

そのため、私たちはひとつの教育を受け続けます。そしてそれはメディアやブームによって、快適さ信仰、優越感信仰、射幸心信仰、羨望信仰などをつくり、人々をお金と地位、さらに権力への階段へと昇らせるピラミッド参加型へと私たちをいざなったのです。

そしてそれは見事に成功しましたが、中には、金も要らない、命もいらないという、武士さながらの人も中には数パーセントはいるもので、彼らはそうした力を見くびったところがあったように思います。

そして、長年の圧迫と不平等による不公平がある種の連帯を生み出し、お金の力でほほを叩かれてきた国が連携して今や、ブリックスを生み出しました。西側の経済力を上回る規模に発展したということは、彼ら金儲けピラミッド構造が瓦解の方向に動き出したことを意味しています。

それは、個々人の生き方、生きる目標をも変えていくことになります。野球選手になりたい、、、サッカー選手になりたい、、、横文字のかっこいい仕事で成功したい、、、それはそれでいいのですが、多くの何かになりたい病から、私たちは目覚めることになるでしょう。

これから世界で起き出すことの根底にあるのは、輪転機を奪った人達による支配世界より、もっと違った自由で自分が喜ぶ世界で生きたい、、、との思いです。

なので、そうしたピラミッドシンボルに当たる生きたかや仕事や態度は突然、陳腐に見えていくことになります。メディア宣伝が効果を失っていくのもそのためです。これは大きなマインドの変化になりますので、それによって持っていたところはダメになるでしょう。

どこに行っても同じものが売られ、同じような仕組みで暮らしているというのも、不自然な話しですので、それもやがて変わるようになるでしょう。それを見越した新たな展開は大きく成長するでしょう。

ピラミッドを目指すとやり方は皆同じになりますが、ピラミッド瓦解後は、やり方が反対になりますので、意識の切り替えが必要です。

心がある人は自分の道を見つけやすくなるでしょうし、心を失っていた人は、右往左往の時代となるでしょう。

何かになりたい時代は終えますが、代わりに、自分になる時代が始まるわけです。
#ピラミッド構造瓦解#通貨発行権#昼食はハンバーグ

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