ウイルス干渉を知らない医師(小林よしのり)

2020.12.18(金)
ウイルス干渉を知らない医師

モーニングショーで「マスク・手洗いを徹底したら、インフルエンザの感染者が激減してしまった。それでもコロナは感染拡大しているから、コロナは感染力が強い」と医者が言っている。
だが、それは違う。

もしそうなら、今後は一生、インフルエンザ予防のために、マスクは外せなくなる。
そう信じている人は一生マスクを外してはダメだぞ!
インフルエンザの方が、感染者数も、重症者数も、死者数も多いのがエビデンスだ!

去年末まではインフルエンザの感染者がべらぼうに多かったのに、今年初めから新コロと交替してしまった。
新コロが細胞の受容体に捕まって、招き入れられるから、「ウイルス干渉」が起こって、インフルは細胞に入れなくなってしまったのだ。

コロナはインフルに勝つのだが、人から人へ感染する力は弱い。
インフルエンザは1年に1000万人の患者を出すから、感染者は3000万人か、4000万人だろう。
そこで集団免疫が出来て、流行は終息するのだ。
インフルは例年、直接死3000人、間接死10000人に達している。

新コロは感染者数も、重症者数も、死亡者数も、そこまでいかないから、インフルより感染力が弱い。

プロの医師ですら「ウイルス干渉」を知らない。
それは医者とウイルス学者は違うからだろう。

yoshinori-kobayashi.com