■バイデンの愚策
【2020年11月30日】
バイデンは、政権をとる前提で閣僚人事を進めた。国務長官にアンソニー・ブリンケン・ブリンケン、国防長官にミッシェル・フロノイ、気候変動問題の特使にジョン・ケリーなどが報じられている。これらの人事、とくに国務長官と国防長官の人選を見ると、バイデン政権は、かつて共和党のブッシュ政権がやって大失敗が見事に確定した「単独覇権主義」や「先制攻撃による政権転覆」の戦略を再び引っ張り出してきて実行することで「米国が世界を率いる」覇権体制を復活させようとしていることが見て取れる。これは、あまりに愚策だ。
(以下、有料記事)