先日、カミさんと一緒にいそいそと、恵比寿のLIBRAIRIE6/シス書店まで、星をテーマにしたグループ展「étoile」を観に行ってきました。
シュールレアリスムというか、未来派というか、とっても不思議なところでした。以下、そのメモ。
桑原弘明さんのスコープ作品を観るのが目的でしたが、「まりの・るうにい」 さんの作品に出合えたのは、僥倖でした。3点展示されていました。今回はまずはこちらから。
「まりの・るうにい」なーんて、とても不思議な名前ですが、「まりの・るうにい」さんは知る人ぞ知る、松岡正剛さんの奥様です。
イナガキタルホ(稲垣足穂)の世界を描いたパステル画で有名です。
オブジェマガジン「遊」の時代から大好きでした。
たとえば、この↓「タルホ事典」(潮出版社、初版昭和50年)の装幀装画は「まりの・るうにい」さんです。この本の後半は「タルホ=セイゴウ・マニュアル」となっており、宝物です。
3点あった「まりの・るうにい」さんの作品はいずれも撮影不可でしたので、ネットから拝借したものを載せさせていただきます(多謝)。
(これは上のパステル画を金属板で立体造形したもの。ライトで照らす仕掛け。)
あと一点は、マッチを擦ったときのとても素敵な作品でしたが、画像は見つからず。
「まりの・るうにい」さんの作品には、イナガキ・タルホの薄板界の香気が漂っています。
ところで、80年代に放映されたレナウンのこの↓CMは「まりの・るうにい」さんの作品がモチーフになっています。昔は、こんな素敵なCMがあったのですね。たぶん、年配のかたは覚えている方も多いと思います。なつかしい。
●レナウンCM 80年代?