イタリアの彫金師エリオ・ルスケーナさんから国際宝飾展の招待券を送っていただいたので、先日、有明ビッグサイトまで行ってきました。
忙中閑あり、で、最終日にすべりこみセーフ。
パワーストーンのブースや木目金(何層もの色金を鍛接(加熱圧着)して彫りや捻りなどを加えて木目状の模様に仕上げる技法)のブースをざっと見た後、
めざすは、イタリアの「ルスケーナ」のブース。
イタリアはピサで工房を営む彫金師エリオ・ルスケーナ(Elio Ruschena)さんの作品は以前から注目していました。
Elio Ruschena エリオ・ルスケーナ
「エリオ・ルスケーナ」は、1942年イタリア・ピサに生まれる。飛行機の設計技師から独学で金細工の技術を身に付け1979年にルスケーナを立ち上げた。
彼の作品のインスピレーションは、一つひとつの宝石に物語を見出して、それをジュエリーのデザインに昇華した世界に一つしかないという価値を持つ。
デザイン画を描き、宝石をカットしセッティングする。メタルワークからエナメルワークまで彼一人でこなし最高の作品を手がけるジュエラーである。
http://jwk.jp/jewelry.html
数年前、ジャパンジュエリーフェアでルスケーナさんのスカル・リングを一目ぼれして衝動買いしたことがありました。(スカルモチーフは「魔よけ」になるといわれている。)
(ピンボケですみません)
極めて微細かつリアルな造形。素材は18Kで両眼にはダイアモンドが嵌めこんである。
シャンク(腕)は骨をクロスさせたモチーフでまとめている。有機的でリアルですが自然にはありえない形態。
ブースで奥様とちょっとお話をさせていただいたところ、私のことを覚えておられました。すごい記憶力。許可をいただき、スマホでブースの写真を撮らせていただきました。ブースの奥にいらっしゃる方がエリオ・ルスケーナ(Elio Ruschena)さん。
以下、ネットから拝借したルスケーナ工房の様子を掲載させていただきます(深謝)。
工房で作業中のルスケーナさん。
もと飛行機の設計技師だっただけあり、細部の作りは精密。
エナメルを使った斬新でカワイイ作品群に注目。動物や植物をモチーフにした物語性のある作品に魅了されます。そして、何よりもイタリア的ユーモアも感じます。(ルスケーナさんは、とてもシャイでありながらお茶目なところもある純真な彫金師だとか)
エナメルの技法についてちらっと聞いたところ、加熱処理をしない技法で作っているとか。そんなエナメル技法ってあったのか?(いつか調べてみたい)
ルスケーナさんは親日家で日本が大好きらしい。ジュエリーフェアや世界宝飾展など定期的に日本に来られますので、興味のある方は彼の作品を手にされてはいかがでしょうか。(ルスケーナ工房の作品を扱っている日本の宝飾店を最後に載せておきます。)
以下、ネットから拝借したルスケーナ工房の作品を順不同で掲載させていただきます(多謝)。
【参照】
●ルスケーナ工房のサイト
http://www.elioruschena.com/
●ルスケーナ工房の作品を扱っている「ジュエリー小林」(茨城県水戸市)
http://jwk.jp/jewelry.html
●ジュエリー写真家yellow-eggのKILAKILAブログ
http://ameblo.jp/yellow-egg-blog/entry-11149040732.html