そもそもハイテク産業基盤のない北朝鮮に、高性能ミサイルや超小型核兵器を開発する能力がないことは、技術開発の専門家であれば誰でもウスウス感じていたことです。
ではいったいどこが技術援助しているのか?
ロシア?
中国?
もし、ロシアや中国が裏で糸を引いているとすれば、その兆候が少しでも漏れた時点で、アメリカのメインストリームメディア(MSM)はハチの巣を突いたように大騒ぎするはずです。でもMSMはダンマリ状態。
つまり、兵器開発の援助をしているのは、ロシアや中国ではないということです。
核技術(原子力工学)の専門家である小出裕章氏(元京都大学原子炉実験所助教)は、北朝鮮の核兵器技術保有について非常に懐疑的であり北朝鮮が「単独で」水爆を開発できるはずはないと考えているようです。
ではいったい、誰が、どんな勢力が、北朝鮮に技術供与しているのでしょうか。
以下は、技術経営学がご専門の新ベンチャー革命さんの最新記事。
●原子力の専門家・小出氏は北朝鮮が単独で水爆をつくれるはずがないと疑問を呈す:われら日本国民は、なぜ、貧乏小国・北朝鮮がハイテクの核・ミサイル兵器を保有できているのか疑うべき
https://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/36926683.html
こんな↓記事も気になりますね。
●北朝鮮の核開発「技術の進展、早すぎる」 専門家が警鐘
9/11(月) 0:32配信
北朝鮮が6回目の核実験に踏み切った。地震の規模から推定すると、爆発規模は過去最大とみられる。朝鮮中央テレビは、大陸間弾道ミサイル搭載用の水爆実験に「完全に成功した」と発表した。核弾頭とミサイルの開発はどこまで進んでいるのか。
長さ1メートルほどの、ひょうたんのような銀色の物体――。北朝鮮は3日、金正恩・朝鮮労働党委員長が核兵器研究所を視察した様子を配信した。物体は、ミサイルの先端部に収める水爆の容器に似た形。映像は、弾頭の小型化に成功し、ミサイルに積める段階に近づいていることをアピールしたものとみられる。
北朝鮮は昨年9月、水爆の前段階といえる「ブースト型」の原子爆弾の実験に成功したと考えられている。ブースト型爆弾は、ウランやプルトニウムなどの核分裂反応を効率良く起こすことで、長崎に投下された「爆縮型」の原爆を大幅に小型化したものだ。
水爆は、さらに威力を高めるために、2段階で爆発する。まず1段目は、高性能火薬を使ってプルトニウムを一気に圧縮し、核分裂を起こして中央にある重水素と三重水素のガスを核融合させる。この爆発で容器内に閉じ込められた放射線は、周りの樹脂が吸収して高温のプラズマ状態になる。
そこで発生した衝撃や熱が、今度は2段目の高濃縮ウランに伝わり、核分裂を起こす。放出された中性子は、重水素化リチウムに取り込まれて核融合反応が起き、膨大なエネルギーを放出する。この過程は100万分の1秒ほどだ。
東京工業大先導原子力研究所の澤田哲生助教は「水爆の爆発の力は2段目が8〜9割を担う。(1年前の)前回は2段式を確かめるための実験だったと考えられるが、今回は威力の桁が上がった。米と旧ソ連が約30年前に到達した地点には来たのでは」と話す。
水爆を収める容器は、放射線を反射して樹脂に吸収させるために重金属の劣化ウランなどが使われるが、内部の構造や形状は明らかになっていない。他国からの技術情報を元に、短期間でノウハウを習得した可能性がある。
日本エネルギー経済研究所の黒木昭弘常務理事は「技術の進展が早すぎる。試行錯誤だけで、ここまでたどり着くのは難しい。この水準まで達していれば、高濃縮ウランなどを増して、さらに威力を増すこともできるだろう」と話している。
朝日新聞社