エルミタージュ猫(Эрмитажные коты)



以前、「NHKテレビでロシア語」でも紹介されていましたが、サンクト・ペテルブルグのエルミタージュ美術館の地下室には常時50匹以上の猫が飼われているそうです。

猫派の弊ブログにとってとっても重要なトピックです(・。・)ぷっ♪





270年前(エカテリーナ2世の時代)から飼われ続けており、エルミタージュ猫(Эрмитажные коты)と呼ばれています。

何のために大量の猫たちを飼っているのか?

エルミタージュ美術館の大切なコレクションをネズミから守るためです。



この猫たちは、270年間、エルミタージュの美術品を守り続けていたのですね。
偉い!


というか、とても合理的で地球と猫に優しいシステムだと思います。


そして、ロシア人はもともと猫が大好きなのですね。ちょっと感動してしまいました。



サンクト・ペテルブルグにはこのような道路標識があるそうです。
「猫たちにご注意あれ!」







以下、いくつか「エルミタージュ猫」についてのロシア語版動画を見つけたので載せておきます。(ロシア語学習者のリスニング用)

●Эрмитаж. Кошачьи истории.
https://www.youtube.com/watch?v=Onso3_VuhBI


●В Санкт-Петербурге отметили День эрмитажного кота
https://www.youtube.com/watch?v=9hr30U7RvL8


●Малые города России: Город кошек в подземелье Эрмитажа
https://www.youtube.com/watch?v=9D6vTNWkIR0




最近のスプートニクSputnikのニュースに、増えすぎたエルミタージュ猫をネコ好きの飼い主に分配する行事についての記事がありました。


エルミタージュ美術館は、美術館勤続270周年を記念した猫の分配を実施した。
猫が美術館勤務者となったのは、エルミタージュ創建者エカテリーナ2世の治世。猫は、美術館の歴史を通じて、ネズミたちからエルミタージュのコレクションを守っている。中には純血種もいるが、ほとんどは普通の家猫。彼らを記念して、毎年、「エルミタージュ猫の日」も催されている。
頭数が50という「割り当て」を越えたとき、定期的に分配が行われ、よき飼い主に猫が手渡される。
●В Петербурге прошла раздача эрмитажных котов
https://www.youtube.com/watch?v=h51jQSw_LJo

http://jp.sputniknews.com/videoclub/20160118/1450654.html

【参考】
WikiPediaのロシア語版に「エルミタージュ猫」についての解説がありました。
●Эрмитажные коты
https://ru.wikipedia.org/wiki/%D0%AD%D1%80%D0%BC%D0%B8%D1%82%D0%B0%D0%B6%D0%BD%D1%8B%D0%B5_%D0%BA%D0%BE%D1%82%D1%8B


●Анна Кондратьева: Эрмитажные коты – это душа Петербурга
http://gorod-plus.tv/blog/219.html