昨夜は都内某所で開催されたカンツォーネの会に行ってきました。小学校時代からの竹馬の友が歌いました。
ナポリターノを含む4曲を歌ってくれました。
1 舟にかえろう
2 ペッケ
3 死んだ男の残したものは
4 ひとつ
特に第2部で歌った「死んだ男の残したものは」には感動しました。安倍政権の戦争法案へのプロテストをこめて選曲してくれたのですね。ありがとう。
ちょっと胸にグッとつきあげてくるような熱唱でした(涙)
この日本発の反戦歌、まさに今のこの時代、もっと注目されてよいと思います。
ベトナム戦争さなかの1965年の歌。武満徹が作曲し谷川俊太郎がそれに詩をつけた。数少ない日本の反戦歌。
今から50年前に日本を代表する作曲家と詩人がつくりあげた反戦歌の名曲です。
「死んだ男の残したものは」は、日本の反戦歌の1つである。谷川俊太郎の作詞、武満徹の作曲による。ベトナム戦争のさなかの1965年、「ベトナムの平和を願う市民の集会」のためにつくられ、友竹正則によって披露された。
谷川に作曲を依頼された武満は1日で曲を完成させた。武満はそれを「メッセージソングのように気張って歌わず、『愛染かつら』のような気持ちで歌って欲しい」という手紙を添えて渡したというエピソードが残っている。倍賞千恵子、沢知恵、鮫島有美子、林美智子、ドミニク・ヴィス、石川セリ、高石友也、小室等、岡村喬生、やもり(森山良子と矢野顕子)のように、ポピュラーからクラシックの歌手まで広く歌われている。後に、林光がピアノつきの混声合唱曲に編曲。その後、作曲者の武満自身も1984年に無伴奏の合唱曲に編曲した。これら合唱編曲も合唱団のレパートリーとして重要なものとなっている。
6節の有節歌曲である。各節で、死んだ人たちや歴史の「残したもの」が2つずつ列挙されるが、その2つ以外に残したもの、あるいは残っているものは何もない、という内容の歌である。河出書房の『日本の詩人17 谷川俊太郎詩集』(1968年)に収録されている。
YouTubeでいくつか見つけたので、ちょっと聴き比べてみよう。聴き比べていくと、この反戦歌が名曲であることがよくわかります。
まずは小室等さんの「死んだ男の残したものは」。なつかし〜〜
●小室等 死んだ男の残したものは
https://www.youtube.com/watch?v=Nore8aph9m4
これも懐かしいデューク・エイセスの「死んだ男の残したものは」。
●デューク・エイセス 死んだ男の残したものは
https://www.youtube.com/watch?v=jtu9lwzwJTU
本田路津子という方の歌。澄んだ声が心の琴線にふれる。
●死んだ男の残したものは 本田路津子
https://www.youtube.com/watch?v=PaXN4dH-zuk
昔大好きだった森山良子さんの歌。
●No,0002 死んだ男の残したものは
https://www.youtube.com/watch?v=CPcn5Nl7Dig
これ↓は井上陽水の奥様、石川セリさんの歌声。ちょっとボサノバ調なのがいい。
●死んだ男の残したものは ● 石川セリ MI・YO・TA 1997
https://www.youtube.com/watch?v=MbE0Xm7kOaI
この方は存じあげませんが、なかなかいい。
●死んだ男の残したものは by CHOROCLUB w/ VOCALISTAS (アン・サリー)
https://www.youtube.com/watch?v=sDOSQzFZml8
最後は坂田明の「死んだ男の残したものは」。
迫力あるわー。
●死んだ男の残したものは
https://www.youtube.com/watch?v=8TKGZek2sFA