[風雲急メモ][小保方STAP細胞]撤回理由書、共著者の合意なく書き換え 細胞の由来説明を大幅変更、水掛け論に

STAP論文撤回をめぐって、水掛け論になっているようです。

若山研究室がなんだかアヤシイ感じになってきました。

http://sankei.jp.msn.com/science/news/140708/scn14070807480001-n1.htm
撤回理由書、共著者の合意なく書き換え 細胞の由来説明を大幅変更、水掛け論に
2014.7.8 07:48
 STAP(スタップ)論文の著者が英科学誌ネイチャーに提出した撤回理由書が、共著者の合意がないまま書き換えられていたことが7日、関係者への取材で分かった。理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダー(30)が作製したとするSTAP細胞の由来に関する説明が大きく変更されており、誰が書き換えたのか共著者間で水掛け論になっている。

 共著者の若山照彦山梨大教授は6月中旬、STAP細胞を培養した幹細胞の遺伝子解析結果を発表。小保方氏に渡した細胞作製用のマウスとは異なる15番染色体に目印の遺伝子が挿入されており、このタイプのマウスは若山研究室で利用したことは一度もないとして細胞の存在を疑問視した。

 これを受け共著者は全員の合意で、撤回理由書に「この場所に遺伝子を挿入したマウスは若山研究室で維持されたことはない」と記載。ところが同誌の今月2日の発表では「若山研で維持されていたマウスや胚性幹細胞(ES細胞)と挿入場所が一致する」と逆の説明に変わっていた。

 若山氏によると、遺伝子の挿入場所は別の解析で、15番染色体ではなかった可能性が新たに判明。ただ、若山氏が渡したマウスとは異なるとの結論には影響しないという。若山氏は「同誌に染色体の番号だけ修正を依頼した。その後、誰かがさらに大きく修正した。若山研に疑惑が行くような修正なので、私でないことは明らか」としている。

 これに対し、共著者の丹羽仁史理研プロジェクトリーダーは「(修正は)発表を見て気づいた。それ以上のことは何も分からない。若山氏に説明していただくしかない」と話す。理研関係者によると、小保方氏や理研笹井芳樹副センター長、米ハーバード大の共著者も修正は全く知らなかったという。

■STAP論文の撤回  理化学研究所小保方晴子氏らが新型の万能細胞とされる「STAP細胞」を作製したとの論文2本を英科学誌ネイチャーに1月末に発表したが、多数の誤りがあったとして7月2日に撤回。理研の調査委員会が認定した画像の捏造と改竄に加え、写真の誤りや遺伝子の解析結果など5項目を撤回理由に挙げた。理研は新たな疑義について追加調査の検討に入った。