本居宣長記念館

先日の松阪見学のつづきメモ。

オルビスに積んであった14インチのトランジット・スーパーライト君を駆って、松阪城址に到着。10月なのに真夏の様な暑さ。ふぅー。



7年前に一度見学しているので今回で2回目。(中学生のときに新聞部か何かで見学しているので正確には3回目か)

さっそく本居宣長の住居だった鈴屋(すずのや)を見学しようとすると、係りのおじさんに、「まず本居宣長記念館を見てください」と言われたので、そこをまず見学。

中に入るとまず木彫の宣長さんと対面。

生前使っていた宣長さん愛用の文物が展示されている。特にこの机がいい。この上で古事記の解読作業を夜毎嬉々としてやってたんだと思うと臨場感を感じる。


これは薬箱。彼は医者だったのです。


宣長70歳のとき、娘さんがプレゼントした行燈(たんけい)。死ぬまで大切に使っていたとか。(宣長は72歳で亡くなっている。)



今回新たに発見したことは、宣長さんが地図マニアだったということ。幼いころから地図を描くのが好きで、現実の地図のみならず架空の地図さえ描いて楽しんでいた。これが彼の壮大な思想とどのような関連性があるのか考えてみる必要がある。

さらに、宣長さんは少年のころから記憶力が抜群だったこと。近所のお寺で定期的に行われていたお話会で聞いた物語を、家に帰ってから一句漏らさず再現して細かい字で筆写したものも展示されていた。それを見て驚いた。モーツァルトのような少年だったのかもしれない。


さらに忘れてはならないことは、宣長さんはお酒をこよなく愛したこと、この部分だけは私とよく似ている(・。・)ぷっ♪

医者の勉強のために京都に遊学している間は相当飲んだらしい。これをたしなめる母親の手紙も展示されていた。母親が子供の健康を気使う心は、昔も今も変わらない。


ひとわたり展示品を見た後、鈴屋(すずのや)に移動。


以下、つづく。