伊勢神宮参拝(伊勢根付)

先日の伊勢神宮参拝メモのつづき。

伊勢神宮の外宮(げくう)から内宮(ないくう)を参拝したあと、おはらい町通り(旧参宮街道)と「おかげ横丁」を散策。お昼近くになっていたので、まず名物「伊勢うどん」をいただく。

名物にうまいものなしとは言うものの、この伊勢うどんは好きになった。超太麺でヌチャッとした素朴な食感は悪くない。

伊勢根付を扱っている店はないかと尋ねたところ、赤福本店の近くの「神路屋」という店の2階にあるとの情報を得た。

ありました!

ガラスのケースに収まった伊勢根付の逸品が勢ぞろい。一枚写真をとったところで「撮影禁止」の注意書きが目に入る(+_+;)\パコッ!

ごめんなさい。もう二度とやりません。


伊勢在住の根付師、阪井正美さんの根付がありました。かなり高額で手が出ない。足も出ない。こうなったら、もう自分で作るしかないなあ・・と思いながらお店をあとにする。

ネットで拾った阪井正美さんの作品「草履に蛙」。素材は黄楊。このモチーフは、お伊勢参りから無事帰る(カエル)の含意から縁起の良い根付として江戸時代から人気があったそうです。


後ろ髪を引かれるようにして「神路屋」を出た後、「廉価版」の伊勢根付は無いものかと物色していると、伊勢一刀彫というお店がありました!

お店のご主人が一刀彫の彫師でもありました。使い込まれた道具たち。年季が入っている。了解を得て写真を撮らせていただきました。深謝。


ところで、偶然この方のyoutube動画を見つけました。一刀彫の様子を撮ったものです。確かにこの方でした。こうゆうのって好きです。

●Master Woodcarver 2 - "Waremokou" 吾木香, Ise Japan
https://www.youtube.com/watch?v=mUYSgQ9rEyk&feature=player_detailpage


このお店でお伊勢参りの記念に鼠の小根付をゲット。「丸鼠」は江戸時代に伊勢でよく作られた伝統的モチーフ。2100円也。めっちゃ安いけれど、それなりに気に入った。


伊勢神宮からいったん松阪の「鈴の湯」にもどり、帰路に就く。

本居宣長伊勢神宮の両方に興味のある方は、松阪を拠点にするのもいいかもしれません。

次回は東洋のソクラテス本居宣長の鈴屋(すずのや)訪問メモ。



【参照】

●伊勢の伝統工芸 根付 中川忠峰
https://www.youtube.com/watch?v=cJ1nyVQI5BI