マイクロバブル温泉レポート

先日、昼神温泉に行った際に、マイクロバブルを導入した日帰り温泉を体験したのでメモしておきます。
マイクロバブルは、大成博人(おおなり・ひろと)先生(徳山工業高等専門学校)が発明された日本発のブレークスルー技術。
大成博文氏は自分のブログの中で次のように説明している。


「ブレイクスルー技術」とは何か、目新しい用語ですが、この技術の開発と確立が重要という認識に到達し、これを、「人々の生活や社会の産業を一変させることを可能とする技術」と定義することにしました。過去においては、羅針盤、火薬、印刷機、電球、自動車、レーザー、携帯電話などを生み出した技術が、これに相当します。私は、ひそかかに、マイクロバブル技術が、この「ブレイクスルー技術」に発展する可能性があるのではないかと思い始めています。


ところでマイクロバブルとは何か?

通常の泡とは異なる粒径レベルの細かい泡。

普通の泡は水中から上昇していくのにしたがって大きくなって水面ではじけて終わり。しかし、10ミクロン〜50ミクロン程度のマイクロバブルは、以下のように発生後なんと水中で収縮し始め、やがて水中で消滅するという不思議な挙動をする。しかし、そのメカニズムや原理の詳細はまだ不明。


しかし、普通のバブルにはない特異な挙動から、生物活性効果や滅菌効果(静電気の作用で細菌などを引き付け、泡がはじける際のエネルギーにより破壊する)があるという。

ノロウイルスだってマイクロバブルがやっつけちゃいます。

牡蠣やホタテや真珠の成長促進効果がすごいらしい。これは実証済み。311被災地の大船渡や気仙沼での水質環境の蘇生と水産養殖の復興プロジェクトについては、大成先生のブログで読むことができます
http://nanoplanet.weblogs.jp/blog/

水道水も弱アルカリ化する。

農漁業のみならず、電力・ガス、自動車、電化製品、排水処理、食糧、健康福祉、医療、環境などなど応用範囲は無限。日本発のこのすばらしいブレイクスルー的適正技術に期待したい。弊ブログ的には排水処理へのマイクロバブル技術の活用に注目している。

マイクロバブル技術は、その優れた物理化学的特性と生物活性機能を有していますので、どんなところにいっても、そこに、すなわち地域に根ざして発展することが可能です。



大成先生が苦心の末に開発したマイクロバブル発生措置はとてもシンプル。すぐれた技術は必ずといっていいほどシンプルで美しい。


前置きが長くなった(+_+;)\パコッ!

昼神温泉郷の「湯ったりーな昼神」という日帰り温泉にマイクロバブルが導入されているという情報を得て電話をすると朝10時からやっているとのこと。昼神温泉郷は中央高速の飯田山本IC(東京方面から)で降りて10分程度。とても便利。

この「湯ったりーな昼神」というネーミングには思わず(・。・)ぷっ♪


中を覗くと以外と人が少ないではないか。ヤッター!と思って、こっそりデジカメをタオルの中に忍ばせて・・・・

マイクロバブル発生装置は外の露天風呂の方に設置されていた。


マイクロバブルの発生システムは以下↓のようにとてもシンプル。


この露天には4基配置され、それぞれにノズルが2個並列に固定されている。ものすごい勢いでマイクロバブルが発生している。キューーンというノズル音がしているが気になるレベルではない。



よく観察していると、ノズルから出た一群の泡が水面に浮き上がって泡だっている領域から少し離れた静かな水面部分にピチピチッと細かい水滴がはじけるように跳んでいる領域がある。泡は見えないのに水面で水滴が跳ねている。まるで良質のシャンパンのような感じ。おそらくこれが、マイクロバブルの不思議な物理化学的挙動と関係があるのだろうか?


湯の温度は40度ぐらいなので、ゆったりと長く入っていることができる(わたくし的には38度くらいでもいい)。

1時間ほど出たり入ったりを繰り返した。後味はとても爽やかな感じ。


湯あがりに施設内の食堂にて生の地ビールをいただく。最高。

ビールを飲みながら、湯の中で次々に浮かんできたアイデアをメモ帳に書き留める。(弊ブログ主は樋口健夫さん推奨のアイデアマラソンを続けている。現在の発想数は6067個。)

マイクロバブルは人間のアイデアや創作活動を促進する作用もあるのだろうか?

入浴中にアルキメデスの原理を発見したギリシャの哲人アルキメデスの「ユーレカ!」(我発見せり!)をもじって、

湯(ゆ)−レカ!・・・(・。・)ぷっ♪



次は、最近読んだ井出治さんの「フリーエネルギー」の本について検討します。井出さんの発見した第三起電力も世界を劇的に変えるようなブレイクスルー技術になるかもしれない。しかも、マイクロバブルと同様、日本発のブレイクスルー技術!


【参照】
●マイクロバブル博士のマイクロバブル旅日記(大成博人先生のブログ)
http://nanoplanet.weblogs.jp/blog/

●東北被災地の牡蠣が復活!
http://d.hatena.ne.jp/gyou/20120102


●マイクロバブル技術(大成博人)
http://d.hatena.ne.jp/gyou/20110820


●マイクロバブル技術(2)
http://d.hatena.ne.jp/gyou/20110825


●マイクロバブル技術(3)ブレイクスルー技術としてのマイクロバブル技術
http://d.hatena.ne.jp/gyou/20110901