偽装停電の夏が来るのか

人々の弱みにつけこむ独占商売(電力供給企業)には要注意。

田中優さんのブログの「偽装停電の夏」をくい止めるための知識が勉強になる。

●<緊急拡散希望!>田中優より「偽装停電の夏」をくいとめよう
http://tanakayu.blogspot.jp/2012/05/blog-post_2393.html

(以下このブログから抜粋)

日本の電力業界は信用に値しない。日本でなら偽装は可能。情報が公開されておらず、昨年の「計画停電偽装」の実績もある。

ピーク時に電気が「足りてしまう危険性」は大きく四つある。

1. 揚水発電の緊急電力
2. 他の電力会社からの融通
3. 電力需給調整契約
4. 自家発電などの余剰電力 だ。

まず、揚水発電所が使えないようにするために発電所の稼働数を減らす。揚水発電は単なるバッテリーだから、前日までの電気があれば貯めておけば足りてしまう。ここに水を貯めておく余裕はなかった、夜間の深夜電気に余裕がなかったと言っておけばいい。すでに関電は使うことのできる緊急用の老朽化した火力発電所は一基だけだと発表済。

次に、他の電力の融通を受けない仕組みにすることが大事だ。関西電力は、実は中電・北陸電力中国電力と送電線がつながっていて、余剰電力を受け取りやすい位置にある。だから他の電力会社もひっ迫していることにする。それはすでに各社発表済だ。

三つ目に大口の大手会社に協力してもらい、停電しない根拠とされてしまう「電力需給調整契約」を結んでおく。東京電力はこれで計画停電を避けられたはずのに、それをせずに計画停電を実行した。万が一のことを考えて契約数を増やして、「大口の大会社も努力してくれているんです」と主張できるようにしておく。

四つ目に大企業が持っている自家発電を頼れないものにする。これは電力会社以外の電気を買い取る実績になるからもともとしたくない。東京電力もしなかった。とすれば「系統が不安定になる(電圧が不安定になる)」とでも言っておけばいいかもしれない。

そして偽装停電させる。