日本学術会議の不可思議な暴走の理由は何か?

今日の日本学術会議のニュースには心底驚いた。数字のトリックを駆使して放射能恐怖を煽っている可能性がある。

「30年間の累積被曝線量が250ミリシーベルト」というこのニュースは本当なのだろうか。(このニュースソースを確認していないのでよくわからないが)

1年間の被曝線量ではなく、30年間の被曝線量が250ミリシーベルトになるってことは、1年間の被曝線量は8.3ミリシーベルトってこと。まったく問題にならないレベルである。むしろ健康(ホルミシス効果)のためには放射線レベルが低すぎる。

しかも、癌のリスクが0.5%高まるらしい。50%でも5%でもなく、0.5%である。これは誤差範囲。いったい何がいいたいのか。

なぜ30年間の累積被曝量なのか。どうして1年間の累積被曝量の数字を出さなかったのか。1年の累積量では低すぎてインパクトがないからか?

ウェード・アリソン「放射能と理性」によれば、低く見積もったとしても、一月の累積被曝量100ミリシーベルト以下であれば全く健康被害はない。一月の値である。1年でも30年でもない。

日本の最高の頭脳集団のはずの日本学術会議はいったい何をしようとしているのだろうか?

学術会議の偉い学者たちは、福島の農家では放射能風評被害で将来を絶望して自殺している人がいるのを知らないのだろうか?

ヒロシマナガサキそしてフクシマという3大被爆国の日本こそ、ICRPの基準はおかしい!と声をあげるべきではないのか?

どのようなメンバーがこのような煽動的な見解を出したのか、調べてみよう。




帰還後も除染続けないと、がん死亡リスク増加
読売新聞 4月9日(月)12時58分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120409-00000274-yom-sci

高濃度の放射性物質で汚染された東京電力福島第一原子力発電所の周辺地域では、住民の帰還後も除染を一定期間続けないと、30年間の累積被曝(ひばく)線量が100ミリ・シーベルトを超える恐れのあることが9日、日本学術会議の試算で明らかになった。累積で100ミリ・シーベルトになると、がんの死亡リスクが0.5%高まる。

同会議では、避難前の被曝線量や帰還時の年間被曝線量、帰還後の除染の有無で、30年間の被曝線量がどう変わるかを試算した。

その結果、仮に年間20ミリ・シーベルトに下がった段階で帰還し、その後に除染しないと、放射能の減衰を考慮しても、30年間で250ミリ・シーベルト近く被曝する可能性があるという。
最終更新:4月9日(月)12時58分