前立腺がん早期発見の落とし穴(日経サイエンス)


日経サイエンス(2012 05)にとても興味深い記事があった。

M.B.ガーニック(ハーバード大学)の記事。

・微少な前立腺がんを見つけ出すスクリーニング検査は、利益よりも不利益が大きいことが欧米の大規模研究で示された。

・不必要な治療によって深刻な合併症に苦しんでいる男性が全米で数十万人。

・1985年以降、100万人以上の男性が早期検診(PSA検査)がなかったら受けることがなかったであろう「治療」を受けたおかげで、少なくとも5000人の方が治療後すぐに亡くなり、さらに30万人がインポテンツや尿疾患に苦しんでいる。


この今回の調査研究は前立腺がんに限定されていますが、他のガンについてはどうなんでしょうか。

ガン検診は受けたくなくなった。

早期発見・早期治療の落とし穴に注意。