サン=テグジュペリ

サン=テグジュペリ。あなたの飛行精神こそ、ひたすらに胸中のプロペラをぶんまわします。(松岡正剛

三男の学校がたまたま入試休みで部活も無かったので、昨日から箱根大湧谷の温泉湯治場にて養生中。

富士山の噴火はどうやらなさそうで安心。

今日は星の王子さまミュージアムを観た。予想以上によかった。


ガイドの女性(とても感じのいい美しい女性)に約40分間解説をしてもらいながら館内を巡る。解説を聞きながらときどきウルッときてしまう。大昔、飛行家サン=テグジュペリ稲垣足穂に思い入れていた頃を思い出した。
サン=テグジュペリの「星の王子様」は、中学生の夏休みの読書感想文のために読んだことを思い出した。どんなことを書いたか覚えていないが、象を飲み込んだウワバミの絵はよく覚えている。

大切なことは目に見えないんだ。

売店にてサン=テグジュペリ関係の本を入手。今日の収穫。


ところで、館内で放映されていた画像で、サン=テグジュペリの死因がドイツ機による撃墜によるという話は初耳だった。これには驚いた。

サン=テグジュペリの飛行機を撃墜したドイツ機のパイロットは、彼の本を読んで飛行家を志したという。自分が撃ち落とした機がサン=テグジュペリの飛行機であることを後で知ってから、二度と飛行機に乗ることはなかったという。

Wikipediaを調べると、2008年にその事実が確認されたらしい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%8C%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%B3%EF%BC%9D%E3%83%86%E3%82%B0%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%9A%E3%83%AA

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2008年3月15日付『ラ・プロヴァンス(電子版)』(プロヴァンスのローカル紙)に、当時Bf109のパイロットだったホルスト・リッパート曹長サン=テグジュペリ偵察機を撃墜したとする証言が公開された。彼自身もサン=テグジュペリ作品の愛読者だといい「長い間、あの操縦士が彼では無いことを願い続けた。彼だと知っていたら撃たなかった」と話していた。

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【参照】
松岡正剛の千夜千冊:サン=テグジュペリ『夜間飛行』
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0016.html

松岡正剛さんの「星の王子さま」についての見解。

「この名作は『人間と土地』の童話版なのである。ただし、ここにはサン=テグジュペリのすばらしい想像力とすばらしい水彩ドローイングの才能がふんだんに加わって、ついついファンタジックに読んでおしまいになりそうになっている。それがもったいないのである。
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長じてサン=テグジュペリを読むようになって『星の王子さま』をあらためて読んだときは、とても震撼としてしまったものだった。
 サン=テグジュペリ。あなたの飛行精神こそ、ひたすらに胸中のプロペラをぶんまわします。」



【おまけ】箱根の相原精肉店は超おすすめ

有名な方々もしばしば訪れるという相原精肉店は我が家も箱根に行くときは必ず寄るお店。

加山雄三さん、米倉涼子さん、萬田久子さん、草野仁(ひとし)さんが常連らしい。

つい最近は萬田久子さんがお見えになってカレンダーにサインをされたらしい。

ここのローストチキン、ローストビーフ、ハム類、そして生ラーメンはお勧め。

以上、ミーハー情報でした(+_+;)\パコッ!