マイ・ファニー・バレンタイン(聴き比べ)

今日は2月14日。聖バレンタインですね。

以下、過去記事を若干加筆して再掲載させていただきます。



バレンタインといえば、数年前にボストン出張中に海浜のレストランで昼食中に偶然遭遇したレッドソックスボビー・バレンタイン監督(当時)。一緒に写真を撮らせていただきました。


日本語が堪能なとてもフレンドリーな方でしたが、いまどうしているのでしょうか?


話がずれた(+_+;)\パコッ!


本当の聖バレンタインさんはこの方↓です。

バレンタインデーは、 もともと、269年にローマ皇帝の迫害によって殉教した 聖ヴァレンティヌス(英語読みはバレンタイン)に由来する記念日です。

当時、ローマでは、2月15日はルペルカリア祭という豊作を祈願する祭日でした。
ルペルカリア祭の前日(2月14日)に若い娘たちは自分の名前を書いた札を桶に入れ、祭りの当日、男たちが桶から札をひいて、ひいた男と札の名の娘が、祭りの間パートナーとして一緒にいる習わしでした。
そして、そのまま結婚するというのが一般的だったのです。
しかし、若い兵士の結婚は認められていませんでした。
なぜなら、若い兵士が愛する人を故郷に残した状態では士気が下がってしまうからです。

そんな中、キリスト教司祭であるバレンタインは、密かに兵士と恋人をかくまって結婚させていたのです。
この行為によりバレンタインは捕らわれてしまいました。
その頃のローマではキリスト教は異端の宗教として迫害されていたこともあり、見せしめのために、ルペルカリア祭の生贄としてバレンタインは祭りの前日(2月14日)に処刑されました。
その後、キリスト教徒の間ではバレンタインが聖人に列せられ、処刑された日を恋人たちの日としてセント・バレンタインデーとなったのです。


大学生の頃ジャズにハマっていた。御茶ノ水駅近くの「ナル」というジャズ喫茶(この単語は死語か)や新宿のDIG やDUGによく通っていた。苦いコーヒーを飲みながらウンチクをたれる青臭い哲学青年。でもマルクスや左翼思想には興味がなかった。教条的な「思想」に嘘くささを感じて生理的に嫌いだった。その頃は耽美派文学や稲垣足穂松岡正剛の雑誌「遊」を愛読していた。


そのころ、FM東京で油井正一さんのアスペクト・イン・ジャズを聞くのが楽しみでした。油井さんは1998年6月8日に亡くなった。


毎週聴いていた「アスペクト・イン・ジャズ」の懐かしい油井さんの声↓

アスペクト・イン・ジャズ 1977年12月7日(水)
http://www.youtube.com/watch?v=MC1uWPycAYk


油井さんのアスペクト・イン・ジャズの冒頭で流れているのは、ジェリー・マリガンの「プレリュード・イン E マイナー」ですね。
●プレリュード・イン E マイナー / ジェリー・マリガン
http://www.dailymotion.com/video/x1yn9aw_%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%89-%E3%82%A4%E3%83%B3-e-%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%BC-%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%83%BC-%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%AC%E3%83%B3_music


原曲はショパンのこの曲↓です。いい曲です。
●Frédéric Chopin - Prelude in E-Minor (op.28 no. 4)
https://www.youtube.com/watch?v=ef-4Bv5Ng0w






また話がずれた(+_+;)\パコッ!

聖バレンタインだった。

油井さんのシリーズで「チェットベイカー・ストーリー」というのがあった。


やっと、本題に来た!


チェットベイカー(Chet Baker)はトランペッターでありヴォーカリスト。1988年5月13日満58歳で没。↓は死去の前年の東京での演奏。

マイ・ファニー・バレンタイン。
CHET BAKER - My Funny Valentine
http://www.youtube.com/watch?v=UOEIQKczRPY&feature=related


これ↓は1959年の歴史的な画像。
Chet Baker - My Funny Valentine (live 1959)
http://www.youtube.com/watch?v=LwQ_raCs8Wg&feature=related

この↓かすれたペットの音がたまらんね。

Chet Baker My Funny Valentine
http://www.youtube.com/watch?v=WPkCbIa1hmg&feature=related


かすれの美学といえば、やはりマイルス・デイビスのミュートをつけたペットで酔ってしまう。

・・と思ったけれど、マイルスのYouTubeが無くなってるので、CHRIS BOTTIというマイルスに影響を受けたトランぺッターのマイ・ファニー・バレンタインをどうぞ。なかなかいい。

●MY FUNNY VALENTINE-----CHRIS BOTTI
http://www.youtube.com/watch?v=M51UqyWpYko


ではみなさま、素敵な聖バレンタインの日を!