人工地震説の検証(16)

東日本大震災>「前兆すべり」観測されず…地震予知連絡会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110426-00000126-mai-soci

この毎日新聞の報道には驚いた。しかも今回はじめて地震学者の公式見解が公にされたということか。

地震予知連絡会によれば、311の本震においては、「前兆すべり(プレスリップ)」が観測されなかったらしい。

これは311で観測された波形を裏付けるものではないか?

いきなり振り切れる強いスパイクが記録された311の本震波形は、断層の前兆滑りが起こらないで、突然巨大な地震になったことを示していると推測される。この奇妙な波形の意味を裏付けるものでなのだろうか。素人にはそう思える。

しかも、3つの異なる震源域で、同時に(!)、このような稀にしか起こりえない「前兆すべり」無しの巨大地震が起こったのだろうか。もしそうであるならば、そのような奇妙な3連発巨大地震が連動して起こる確率はいったいどのくらいなのだろうか? 教えてください、地震学者の皆様。

(以下転載開始)

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東日本大震災>「前兆すべり」観測されず…地震予知連絡会
毎日新聞 4月26日(火)20時46分配信
 大地震の直前に観測される現象が、東日本大震災では検出されていなかったことが26日、震災後初めて開かれた地震予知連絡会で報告された。この現象は東海地震の予知で重要な手段となっている。島崎邦彦会長(東京大名誉教授)は「東海沖と東北沖はプレート(岩板)の状況が異なる。今回の結果をもって、東海地震の予知ができないということにはならない」と述べた。

 この現象は「前兆すべり(プレスリップ)」と呼ばれ、大地震の前に地震の原因となる断層がすべり始めるもの。最終的に断層面が強く密着している「固着域」がはがれて強い揺れを起こす。予知連は、大学や研究機関のデータを集約したが、プレスリップは検出できなかったという。

 一方、大震災の2日前の3月9日、震源から北東に約40キロで発生したマグニチュード(M)7.3の地震について、産業技術総合研究所のチームが前震と報告した。その後の地震は徐々に11日の大震災の震源に近づいていったという。

 巨大地震を予知できなかったことについて、島崎会長は「地震学の常識では、海溝付近のプレートがこれほど強く固着していると考えられていなかった。同じことは他の海溝型地震でも起こりうる。海底の地殻変動の監視を強化する必要がある」と話した。【西川拓】

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(転載終わり)