苫米地英人氏の本は新刊が出ればすぐに買ってしまう。とにかくおもしろいのだ。この人は本当の天才だと思う。
苫米地氏の時間論は、常識に反している。時間とは未来から現在、そして過去へと流れている、というもの。これは、過去から現在、未来へと時間が進んでいるという常識とは正反対の時間概念。仏教のアビダルマ思想をベースにしている。
そして重要なことは、すべての未来は現在の中に存在する、ということ。この世界観は、実は、中国天台宗の開祖、隋の時代の天台ちぎ(538〜597年)の、「一念三千」の概念に通じているらしい。
現在という刹那に、宇宙の開闢から終わりまでのすべての時空が凝縮されている。
そこで、世界の未来はいったいどうなるか?
その答えはこの本の中にある。
苫米地さんの本を読むと何故か元気になる。