キャンパー式コロニヘーヴ

 キャンピングカーと農場や菜園を組み合わせると最高ではないか、と密かに考えていた(アイデアマラソン発想番号1447)。
 格安の農地か原野を購入して農園をつくる。好きなときにキャンピングカーで行って農作業をし寝泊まりする。家屋を造る必要もないし、いつでもそこが農園別荘になる。
 デンマークにはコロニヘーヴという家庭菜園のシステムがある。ドイツではクラインガルテン(小さな庭)での野菜作りが盛んである。
 菜園・農園とキャンピングカーを組み合わせるととてもいいのではないかと思った。僻地に菜園や農場がある場合でも、キャンピングカーであれば寝泊まりしながら野菜作りができるというわけだ。デンマークのコロニヘーヴでは寝泊まりできる小さな小屋が作られているようだが、キャンピングカーがあれば好きなときに来て作業をし、寝泊まりすることができる。
 名付けて「キャンパー式コロニヘーヴ」。

 先日、キャンピングカーのガイド本を編集する町田さんのブログ(町田の独り言)を見ていたら、同じことを考えているキャンピングカー屋さんのことがが紹介されていた。12月14日の「RVランド式農業」というブログ。
 茨城県常総市に日本一といわれる展示規模の展示場を展開しているキャンピングカービルダーのRVランドが同じ県内に休耕地となっていた土地を購入し、ダイコンや栗の栽培用農地での農作業を試験的に開始した、というもの。
 これは休耕地の有効活用。これからの日本は農業を大切にしなければならない。食料自給率37%ではなさけない。
 この農園の利用者はキャンピングカーでやってきて、農園の中で寝泊まりしながら農作物づくりを楽しむことができる。この「RVランドファーム」(仮称:エコファーム八郷)の活動に注目したい。