習近平勢力からロスチャイルド家が排除されたということ?

その通りです。


つまり、こういう事です。

習近平独裁は欧米白人(カバール)を本気で打ち倒す | 副島 隆彦 |本 | 通販 | Amazon

まえがき       副島隆彦

 どうやら中国は、本気で欧米白人の支配者たち(カバール)と戦うと決意したようだ。戦いになれば、自分も大きな打撃を受ける。それでも戦う、と。

 この中国人の大きな決意を、私たち日本人はまだ甘く考えている。「いや、そんなこと(戦争)にはならない」と。さて、それで、これからの世界が無事で済むか、だ。私たちは、甘い考えを捨てるべきなのである。

 中国は、習近平の独裁体制を確立した。
 2022年10月23日、第20回中国共産党大会の翌日に、新しい指導部7人、即(すなわ)ち「チャイナナセブン」が決まったときだ。何とすべて全員、習近平の忠実な子分たちであった。 習近平は「いつでも戦争ができる体制」を構築した。それは、P5の迷彩服(軍服)姿の習近平とその記事によって明らかである。

 習近平が、今すぐアメリカと核戦争を含めた第3次世界大戦を始めることはしない。だが、中国はアメリカを含む西欧との厳しい戦いを覚悟している。中国はウクライナ戦争の始まり(2月24日)から、ロシアのプーチン政権が、欧米支配層(ディープステイトとカバール)によって、大きく罠(わな)に嵌(は)められ、苦戦している事実(もうすぐ1年になる)を厳しく凝視(ぎょうし)してきた。だから中国(人)は甘い考えを捨てている。

 中国は、もう決断したのである。欧米諸国(カバール)との戦争も辞さず、と。その前に、世界金融や貿易などの経済取引の分野でも規制がかかって混乱が起きて、自国に大きな打撃が行くことも中国はすでに覚悟した。

 さあ、日本はどういう態度をとるのか。
 中国は、私たち日本に対して「日本はどっちの側につくのか。はっきりさせろ」という決断を迫っているのである。ところが日本人は、「そんなことは知りませーん」という態度でヘラヘラと逃げ回っている。まるで「我(われ)関せず」の、傍観者の構えである。これは決定的にまずい。私はこの本で、厳しい問い詰めを日本人に対して行う。

 死んだ(殺された)安倍晋三が盛んに言っていた「台湾有事(ゆうじ)は 日本の有事」という考えのままで日本がいて、中国の強さを舐(な)めきって台湾にまで日本軍(自衛隊)を出す、というような甘えた態度をいつまでもとっていると、ヒドいことになるぞ、と中国は警告してきている。

 「アメリカ様(さま)の言うとおりにしていれば日本は大丈夫」などと、いつまで言っていられるか、だ。後(うし)ろのP115の記事に載せるとおり、中国は「日本は台湾問題に干渉するな」という激しい警告を発している。
 日本政府(岸田政権)が安倍晋三の亡霊に引きずられていると、おそらく日本は今後激しく追い詰められる。

 あと1つ、私ははっきり未来予測をする。習近平の独裁体制が確立したので、これからの習近平3期目の5年間のあいだに、うまくゆけば欧米白人カバール勢力との一触即発の戦争危機を乗り越える目算である。そして、中国が優勢となって世界覇権(ワールド・ヘジェモニー)を握る段階に入るだろう。

 そのとき、李克強(りこっきょう)たち〝冷や飯食い〟の共青団(きょうせいだん)の勢力は、中国共産党から集団で脱退して、中国民主党を作る。そして、共産党と政権獲(と)りを競い合う。
 この時、中国に、① 複数政党制(マルチ・パーティー・システム)ができる。そして ② 普通選挙(ユニヴァーサル・サフレッジ)を行う。この2つでデモクラシー(民主政体[せいたい])である。私は、これまでにもこのように書いてきた。

 だから、今度の党大会の政変ドラマでも、李克強たち共青団(きょうせいだん)は何ら動揺することなく平然とひな壇に座っていた。習近平独裁体制からほぼ排除されて、370人の中央委員およびその候補に、胡春華(こしゅんか)がようやく1人入っているだけに追い詰められた。だが共青団系は、何ら恥じることなく淡々としている。しばらくは冷や飯食いが続くだろうが、それでも構わない。血だらけの戦争指揮は、自分たち善人指導者には出来ない。汚れ仕事は、習近平にやらせる。

 ここで大事なのは、欧米白人支配層(カバール)との激しい血みどろの戦争を、習近平にやらせる、だ。そこで、500万人、1000万人が死んでも構わない。そのあと、共青団(きょうせいだん)の中国民主党が政権を獲る時代が来るだろう。

 私、副島隆彦はそこまで考えて、先へ先へと近(きん)未来の予言をしてきた。だから、習近平の今度の体制は明らかに独裁(ディクテイターシップ)であるが、これからの5年間の2027年までの予定である。それで習近平は引退だ。このことがはっきりした。

 後ろに載せるP 62の日経新聞の中沢克二(なかざわかつじ)記者の、「党の長老たち老人パワー(パウア)が、習近平への個人崇拝 と習近平思想 を否定した」が重要である。個人崇拝を、英語で、character cult「キャラクター・カルト」と言う。
 習近平を 毛沢東の再来としなかった。それが中国共産党の規約(パーティー・レギュレイション。中国では憲法よりも重要)となったのである。
 これらのことを、この本ではっきりさせる。
 なぜ欧米白人を頂点から支配する者たちを、カバールと称するかは、この本のあとのほうで説明する。   副島隆彦

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習近平独裁は欧米白人(カバール)を本気で打ち倒す◎ もくじ

まえがき ……3

第1章 中国衰退論と日本核武装論から見る世界政治の現実
〝知の巨人〟エマニュエル・トッドの「中国崩壊論」の大きな過ち ……16
日本が核を持てばアメリカが喜ぶ、という大きな勘違い ……19
戦争の責任をアメリカとイギリスに求めるトッドの意見は正しい ……24
アメリカに食い荒らされていくヨーロッパ ……27
世界の火薬庫はヨーロッパとアジアしかない ……30
小国がいくら団結しても勝てないという世界政治の大原則 ……33
「日本核武装論」と「中国衰退論」をめぐる争い ……38
そもそもエマニュエル・トッドとは何者なのか? ……47
中国はたとえ核戦争になっても欧米白人と闘い抜く ……52

第2章 習近平は本気で欧米白人支配を打ち破る
党大会で何が本当に起きたのか ……60
習近平は戦争がいつでもできる体制を整えた ……72
すでに5年前に予言していた習近平体制3期目の本質 ……78
鄧小平の思想をいちばん引き継いでいるのが習近平 ……82
衰えゆく善人集団の共青団 ……86
新しい指導者はどういう人物が選ばれたのか ……93
田舎で泥だらけの苦労をした習近平 ……98
習近平はまだまだ虎もハエも叩くことをやめない ……105

第3章 台湾で戦争を起こしたいのはネオコン、ディープステ―ト、そしてカバールだ
習近平横綱相撲で終わった米中首脳会談 ……110
台湾は平和的に中国の1つの省となる ……114
台湾は国家ではない ……126
台湾は自ら中国へと歩み寄っていく ……129
中国を食い物にしたのはそもそもイギリスである ……134
今の台湾は、アメリカの中国権益の成れの果て ……136
台湾人の多数派も台湾が独立国でありたいとは思っていない ……140
世界中で戦争の臭いを嗅ぎつけ火をつけて回る狂ったネオコンとムーニー ……145

第4章 中国が盟主となる新しい世界の枠組み
戦争を止めに来たキッシンジャー、火をつけに来たヒラリー ……152
世界金融システムに先制攻撃を加える中国 ……159
中間選挙で露わになったアメリカのさらなる没落 ……165
トランプは見抜いていたペロシの正体 ……172
「カバール」という恐ろしい欧米白人の最上流人種たち ……174
上海協力機構が次の世界をまとめるプラットフォーム ……178
トルコが加盟してがらりと変わった地政学的な意義 ……184

第5章 着々と野望を実現する中国の強靭な経済
最悪の状態を脱した不動産業界 ……192
半導体を止められても6G(シックス・ジー)がある ……196
SKハイニックスの裏は中国資本である ……204
追い詰められたヨーロッパは、中国以外に頼る国がない ……212
宇宙強国の橋頭保となる新しい宇宙ステーション「天宮」 ……215
ゼロコロナ抗議の「白紙運動」は、反政府活動家あぶり出しの一環 ……222
汚れきった江沢民の死と上海閥の終焉 ……228

あとがき ……232
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   あとがき    副島隆彦

 私のこの、今年の中国研究本を書き終わって思うこと。
 それは、本書の中でも書いたが、私は「習近平と父習仲勲(しゅうちょうくん)の親子2代の苦難の人生の物語」を書き残したことだ。
 それを、遠藤誉(ほまれ)女史の近著で、大著の『習近平 父を破滅させた鄧小平への復讐』(ビジネス社刊、2021年3月刊)の、詳細で正確な記述を使いながら、私はこの「親子2代」を描こうと思った。ところが、これを本書に積み込むと、この本が積載過重[せきさいかいじゅう](overload  オウヴァーロウド )になってしまうことが分かった。

 私は「父習仲勲(しゅうちゅうくん)と息子習近平 の親子2代の物語」を書いて、どうしても日本人に、中国共産党の創立以来の100年(1921年から)の真実の大きな全体像を分からせたい。この仕事は、来年の私の中国本でやります。乞うご期待。

この本を完成させるために、ビジネス社編集部の大森勇輝氏の多大のエネルギーの投入があった。記して感謝します。私たちは、普通の著者たちのような、読者に甘えきった、上から目線の本づくりはしない。お前たちが書く本はくだらない、つまらない。
 私は、この世の本当の真実を、読者(読み手)の脳(頭)に、弾丸をビシッと撃ち込む決意で本を作っている。

2022年12月
副島隆彦


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