本日の日曜美術館は中国出身の水墨画家の傅益瑤(ふ・えきよう)さんの「祭りの水墨画」でした。以下、メモメモ。
傅さんの父親は中国水墨画の巨匠といわれた傅抱石。しかし父親は、文化大革命で水墨画が否定される中、失意のうちに死去。その後、日本に渡り、父の遺志を継いで水墨画家になる。
傅益瑤さんは、日本在住37年。日本の祭りのエネルギーに圧倒されて以来、日本各地の祭りを描くことをライフワークにしている。
今年100作目の「阿波踊り」に挑戦。番組では、祭りの始まる数日前から徳島に入った傅さんの創作の様子を追う。
自ら阿波踊りを習って踊り、踊る人々のスケッチを繰り返す。様々な動き、特に指の美しい動きを正確に描き出そうとする。水墨画にする前に、踊る人物を描写する下書きに1か月ほどかける。1枚の祭りを描き出すまでの準備にもすごいものがあります。
傅益瑤さんの年齢は不明ですが、鮮烈なエネルギーを感じる女性でした。
●日曜美術館「祭りの水墨画 日本と中国を結ぶ 傅益瑤(ふえきよう)の挑戦」
http://www4.nhk.or.jp/nichibi/x/2016-11-27/31/33029/1902704/
●日本の祭り絵展 新作を含む墨彩画50点
https://www.youtube.com/watch?v=db5cNyd6FCM
これ↓は中国の記録動画。
●指點江山:鑑定家葉國新博士與傅益瑤台灣學術訪談實錄
https://www.youtube.com/watch?v=VjkG5mYhSO8