伊豆高原の桜並木通りにある野坂オートマタ美術館を覗いてみました。
18世紀のスイスの時計職人によって作られ始めたゼンマイ仕掛けの自動機械。
ロボット技術の原点。
オートマタとは18〜19世紀のヨーロッパで科学者であり最高の技術者でもあった「時計技師」たちによって生み出された「機械仕掛けの芸術品」です。
野坂オートマタ美術館は、当時の王侯貴族たちに愛された文化遺産=オートマタの数々を専門に展示する、世界でも類を見ない美術館です。2000年春、リゾート地として知られる「伊豆高原」の桜並木通りに誕生しました。
野坂オートマタ美術館の公式サイトより。。
http://www.automata.co.jp/index.html
ここは、西洋のアンティーク・オートマタの現物を見ることができる珍しい美術館。
18世紀から20世紀にかけてのオートマタが60体以上展示されている。
当館の主な作品は以下:
「梯子乗り」ギュスターブ・ヴィシー(1900年)
「滝のある鳥かご」ジャケ・ドロー(1780〜1790年)
「手紙を書くピエロ」レオポール・ランベール(1900年)
「魅惑のへび使い」エルネスト・ドゥカン(1890年)
「ライムライト」ミッシェル・ベルトラン(1968年)
「ジェシカおばさんのティータイム」JAF社(1900年)
この美術館で特に興味を惹かれたのは、フランスのオートマタ作家で有名なミッシェル・ベルトランの工房を再現した展示室。
ここは、オートマタやオートマタの技術史に興味のある人は必見の博物館です。
オートマタ(4体)の実演も解説付きで見ることができるので、その時間帯に合わせて見学するといいかも。
これ↓は、京都嵐山オルゴール博物館所蔵のオートマタの動画ですが、参考まで。