香水瓶展(箱根ガラスの森美術館)


箱根ガラスの森美術館で開催中の香水瓶展を見に行きました。

ガラスや磁器製の香水瓶約160点が展示されています。


●2015年特別企画展:魅惑の香水瓶 ─貴族が愛した香りの芸術─
http://www.ciao3.com/museum/kikaku/2015_kousuibin/index.html
会期:2015年4月25日(土)から2015年11月23日(月祝)まで
古くより神々に捧げられ、神秘的な力を秘めた香りは、やがて貴婦人の間で、自らを魅力的に表現する香りの「宝石」として、衣装や宝飾品とともに広まっていきます。
なかでも、イタリアを代表するメディチ家のカテリーナ・デ・メディチは、1533年フランス王アンリ2世のもとに嫁ぐ際、ヴェネチア製の大量の鏡や調度品を持参した他、ガラス職人や自らの調香師を連れていきました。このことが、香水とガラス香水瓶がフランス貴族間で広まるきっかけとなり、以後ヨーロッパ貴婦人たちは、自身の趣味や嗜好、審美眼を反映させた香水や、多種多様な素材で魅惑的なデザインの香水瓶を創らせるようになりました。
本展覧会は古来より人々の心を魅了してやまない、甘美な香りの世界を彷彿とさせるガラス香水瓶を中心に、約160点をご紹介いたします。

英国チェルシー窯の磁器香水瓶の名品をいくつか見ることができたのはよかった。

特に今回の展示でトーマス・ウェッブ(Thomas Webb & Sons)のカメオガラス香水瓶と出会えたのは僥倖でした。(意外と大きな作品でした。)







カメオガラスとは、カメオ細工(瑪瑙や貝殻などに浮き彫りを施すローマ時代に流行した技法)のガラス版。ガラス基体を色ガラスと乳白色ガラスの2層合わせガラスで構成して、表面の乳白色層を削ってレリーフ模様を浮きだたせる技法。

この技法を香水瓶に取り入れたのがトーマス・ウェッブ兄弟。

●Thomas Webb & Sons
http://en.wikipedia.org/wiki/Thomas_Webb_%26_Sons



お昼は館内のイタメシ屋さんで。



ちょうどイタリアからやってきた歌手、パオロ・マッティエッロおじさんが歌っておりました。

Paolo Mattiello パオロ・マッティエッロ
ナポリ出身。歌手、ギタリストとして1984年よりイタリア国内をはじめ世界各地で演奏活動をしている。1991年シェラトン上海、1992年〜2000年アラブ、バーレーン、2000年からはイタリア、ピッツェリアで活動。
迫力のある歌声と声量の持ち主であるが、温かく柔らかなセレナーデも得意とする。

我々の席まで来て、懐かしいこの曲を歌ってくれました。

アラン・ドロンとダリダの「あまい囁き」。

●Paroles Paroles - Dalida avec Alain Delon (Edition)
https://www.youtube.com/watch?v=ihtORsGjC2E