ドル防衛(ドルの基軸通貨維持)のために日本の国富が湯水のように使われる。
これがアベノミクスの正体だったのですね。
●アベノミクスで100兆円が吹っ飛んだ?そのおかげで米政府は量的緩和を終了できる?:アベノミクスは日本国民の稼いだ資産で米国を救済するマジックだったと知れ!
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/34203980.html
1.アベノミクスで100兆円が吹っ飛んだ?
2014年10月1日、日刊ゲンダイに衝撃的記事が載りました。それは、アベノミクスで1兆ドル(100兆円相当)が吹っ飛んだという記事です(注1)。
この記事によれば、アベノミクス実施前の2012年の日本の名目GDPはドルベースで約6兆ドルだったのが、2014年の今、約5兆ドルとのこと。2012年は1ドルが80円前後だったのですが、2014年は100円強であり、GDPが実質的に増えない限り、ドルベースで1兆ドル(=100兆円)減るのは当然です。
アベノミクスは円安政策ですから、経団連系の輸出型大企業(トヨタなど)のための政策だったことがミエミエです。
自民党は元々、財界のために存在する政党であり、中小企業や日本国民など弱者のための政党ではありません。にもかかわらず、多くのお人好し国民は半ばだまされて漠然と自民党を支持してきたのですから、自業自得としか言いようがありません。それでも、昔の自民は亀井氏など、国民寄りの政治家もいましたが、日本をステルス支配する米国戦争屋ネオコンにことごとく駆逐されてしまいました。今の自民党政治家は米戦争屋ジャパンハンドラーの言いなり政治家だけになっています、安倍首相を筆頭に・・・。
なお、上記、米国戦争屋(世界的寡頭勢力の主要構成メンバー)およびそのロボット・悪徳ペンタゴンまたは悪徳ヘキサゴンを構成する日本人勢力の定義は本ブログNo.816の注記をご覧ください。
2.日本の闇支配者はわれらの国富を収奪することしか考えていない
上記、米国ジャパンハンドラーには、戦後日本は日米太平洋戦争の戦利品という認識しかありません、だから、今日まで、日本国民が働いて稼いだ国富を円ドル為替取引のマジックで、米国に移転させ続けてきました。
現在の日本政府や日本の金融機関や日本企業が保有している対外ドル資産は財務省統計にて800兆円規模(=8兆ドル規模)です(注2)。そして、政府・日銀にドルを売って、膨大な円を保有している外資(ゴールドマンサックスなど)が持っている円資産(円、日本企業株、日本の不動産など)が470兆円規模です(注2)。
外資に円を売って、膨大なドルを保有している政府・日銀の手元には、上記470兆円相当のドルがあるはずですが、その大半は、米国債に化けて、米国政府に還流されているとみられます。ちなみに、このドルの米国への還流現象は『新帝国循環』(注3)と呼ばれています。
問題は、米政府は、この米国債の元本はもちろん、その利子すら日本に返還していないようなのです(注4)。この驚愕的秘密を、元経産省官僚の政治家江田憲司氏が国会で暴露しています(注4)。現実には、利子分の年15兆円は、借換債発行で先送り処理されているようです、だから、米政府の対日借金は雪だるま式に増えているわけです。
その米政府の財政は周知のように天文学的赤字を続けており、日本の持っている米国債を返済する余裕はまったくありません。要するに、日本は莫大な借金を抱えている米国にせっせとドルを貢いでいるに過ぎません。こうして、日本国民の国富は政府・日銀を通じて、米国政府に貢ぎ続けられています、だから、日本国民は働けど、働けど、ドンドン、貧乏化しているのです。一方、慢性的財政赤字の米政府は日本国民の稼いだ国富で支えられているということです。
3.アベノミクスは日米間の新帝国循環で生じた歪みを是正しているに過ぎない
最近の報道によれば、この10月より、米政府・FRBは、ドル発行の量的緩和策を終了するようです(注5)。一方、日本は、2012年暮れの安倍政権誕生後、アベノミクス政策にて、円の市場供給を増やして、円安にもっていきましたが、この円の供給増分は、日本企業株や都心の不動産投機に流れてしまい、日本国民の所得を増やしていません。だから景気が回復するはずがないのです。その結果、今は安倍政権誕生前より単に円安となっているだけで日本のドルベースのGDP国力を下げただけでした。このような状況になることを政府・日銀はすべて承知でアベノミクスは行われてきたといえます。
アベノミクスの本来の目的は、日米間の金融バランスの調整だったと思われます。結局、上記、100兆円規模のドルベースのGDP縮小の意味とは、この2年弱で、100兆円規模の国富が日本から米国に実質的に移転されたということではないでしょうか。
日刊ゲンダイは、このような日米関係の真実を報道しますが、米国ジャパンハンドラーに操られる悪徳ペンタゴン・マスコミはただ、アベノミクスを称賛するだけで、そのウラに隠された日米関係の実態をまったく報道しません。
われら日本国民は、マスコミが報道しない(できない)日米関係の情報、とりわけ、米国に不利な情報はネットから収集するしかありません。
われら日本国民は昔から変わらず、マジメに一生懸命に働いているのに、一部の特権階級を除いて、なぜ、ドンドン貧乏化するのか、その真実を知るべきです。
注1:日刊ゲンダイ“アベノミクスで「100兆円消失」…ドル換算で見える真実”2014年10月1日
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/153774/1
注2:本ブログNo.900『集団自衛権行使容認に血道を上げる安倍自民党の狂気:われら日本人の国富のみならず命まで求める勢力が背後に取り憑いていると知れ!』2014年5月28日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/33707953.html
注3:みなみの子のブログ“新帝国循環とは?‘2013年3月3日
http://ameblo.jp/minami10kisei/entry-11482302571.html
注4:本ブログNo.503『日本政府は米国政府に貸した借金を毎年15兆円返してもらっているはず:消費税増税は全く不要であることは小学生にもわかる話』2011年12月31日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/27949807.html