リング展(橋本コレクション)

上野の西洋美術館までリング展を見に行ってきました。9月15日(月)までやってます。

カミさんも一緒。夫婦の趣味が一致するのはなにかと便利です(・。・)ぷっ♪


1924年(対象3年)生まれの橋本貫志さん(90歳)という個人コレクターの蒐集したコレクション約870点が、2012年に国立西洋美術館に寄贈されたことを記念して開催されたとのことです。

もともと上野の西洋美術館は「松方コレクション」が基礎となって創設された美術館ですが、今回の「橋本コレクション」は松方コレクション以来の大規模な寄贈だそうです。


橋本さんはまだご存命。貴重な文化遺産が自分の死後に散逸していくのを憂慮して寄贈されたと思われます。立派な方です。

「橋本コレクション」の指輪は、時代、製作地域が多岐にわたり、広範囲かつ体系的に蒐集されていたことがわかります。しかしまあこれだけ貴重かつ高価な骨董ジュエリーを集められたとは相当の資産家であり人格者なのですね。


中に入ると、予想通り女性群が圧倒的でありました。


展示の様子をデジカメで撮ろうとしたら、警備員がソソッとやってきて撮影禁止とのこと。
失礼しました(+_+;)\パコッ!

というわけで、ネット上で拝借した画像を以下ランダムに貼り付けさせていただきます。

ルネ・ラリックの指輪も数点ありました。





ミュージアムショップで買ったこのカタログは永久保存版です。(2400円也)




【参考】

橋本貫志
1924年、東京生まれ。古美術鑑賞家。東京美術学校(現東京藝術大学)油絵科梅原教室卒業。実業家として活躍のかたわら、日本を中心にアジア、ヨーロッパの古美術を蒐集。蒐集品の多くを東京国立博物館などの公の博物館、美術館に寄贈している。(『古美術、いろいろ 集古世界の眼』より )

●橋本コレクション 指輪 神々の時代から現代まで ― 時を超える輝き
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2014ring.html
本展は、指輪を中心とする宝飾品約870点からなる「橋本コレクション」が国立西洋美術館に寄贈されたことを記念する企画で、2012年に本コレクションを収蔵して以来、初のお披露目の場となります。橋本貫志氏(1924-)が収集した760点あまりの指輪は、年代や素材に偏りがなく、極めて広範な内容を持っています。本展では約300点の指輪を一挙に公開し、橋本コレクションの個性豊かな顔ぶれをお楽しみいただきます。
最も古い指輪のひとつは、4000年前の古代エジプトにさかのぼります。このフンコロガシの形をしたスカラベの指輪は、飾りではなくお守りとして用いられました。一方、現代のブルガリは、古代ローマのコインを金のリングと合体させ、時間と用途の枠組みを超えた作品を生み出しています。指輪の歴史は、ダイヤモンドの輝きを追い求める歴史でもありました。原石の形をとどめたポイントカットから、まばゆい光を放つ現代のブリリアントカットまで、それぞれの輝きを見比べます。
指輪は孤立した世界ではありません。そこで、神戸ファッション美術館が所蔵する18世紀から20世紀前半の衣装をマネキンに着せて展示し、指輪を各時代のモードの中に位置づけます。マリー・アントワネットに代表されるロココ時代の宮廷ファッションから、20世期前半のモードを率いたココ・シャネルにいたる衣装を、各モードを反映した指輪とともにお楽しみください。
本展ではさらに、指輪に表された小世界を当館所蔵の絵画や版画と比較して、新旧コレクションの融合を図ります。国立西洋美術館の長所を生かした展示を通して、新たな切り口から西洋文化の魅力に迫る絶好の機会です。

●弐代目・青い日記帳 
国立美術館初のジュエリー・コレクション「指輪展」
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=3577